* アーティスト名 : わい・えむ・しー・けー

避1st.41-44 : 名無しのエリー2008.08.19.

1.ファンファーレ★★(ネタバレを知ったら★★★)

本当にファンファーレとタイトルコールのみ。
が、これがある所での繋がりを持つことを知るのは3年後のことであった。

2.Magical 8bit Tour★★★☆

童話のような世界観で旅立ちを歌った曲。
なんだかミュージカルのオープニングみたいなメロディーが
「さぁ、これから旅が始まるぞぉ! パーティーに参加しているよいこのみんな!!
 お兄さんお姉さん達と一緒に楽しい冒険のたびに出よう!!」って空気がイヤでも伝わってくる。
このダイレクトさがチップチューンの面白さの一つ。

3.パステル・キャンディーは悪魔のささやき★★★

可愛らしい曲とは裏腹に、歌詞はほんのりビターという変わった曲。
キャンディーの入った容器をウソだらけの世界と表現してるのは可愛いよね。
この曲に限った話ではないけど、この頃のYMCKってジャズ特有の躍動感を上手く取り入れてたなぁ。だから、妙に楽しいのかも。

4.Darling★★☆

ちょっと様子が違う恋人に向けて簡潔な言葉を投げかける内容。
ドキッとした人は、もっと正直に生きましょう。

5.Pow*Pow★★★

これ、何の歌かなと思ったらぬこの歌でした。途中で遊んでいるのはぬこが遊んでいる様子を描いている...のかも。
絶対に、ライブだと間奏は色々と遊んでいるに違いない。是非とも生ドラムと共演して欲しい1曲。

6.interlude★☆

間奏。まぁ、アニメで言うCMと本編の切り替えを行うための音楽です。

7.SOCOPOGOGO(YMCK Version)★★★☆

インディーズ時代のレーベルメイトだったSOPOCOのカバー。
こうしてチップチューンに置き換えると、可愛らしいメロディが際立つなぁ。
冒頭で栗原みどりの声がトーンダウンするのは面白いと思った。

8.Synchronicity★★☆

今まで、コーラスだった男性ヴォーカルがコッソリと前に出てきている。
故に、チップチューン化したピチカートファイヴみたいなノリになっとるw
どうやらメッセージはケンタウルス座のα星からみたいですよ。妙にSFチックなSEが入ってるなと思ったらw

9.TETROMINON ~From Russia with Blocks~★★★☆

タイトルと効果音がモロテトリスw
それをどうやったらマフィアだの恋の駆け引きと繋がるのかと、この曲に作詞をした人物に問い詰m(ry
ロシアンといいながらアラビア調だったりと無国籍バンザイ曲になっている。
途中でドラムンっぽくなったり、四つ打ちっぽくなったりと忙しい曲でもある。

10.ジョン・コルトレーンは回転木馬の夢を見るか★★★★

穏やかに始まるジャズバラードかと思ったら、テンポアップするというポップス。これはアバンギャルドジャズってやつでいいのか?
危うい進行でめまぐるしい曲を常に綱渡りをしてるかのように進む。
こんな危なっかしい曲をよく採用したよなぁ。普通は入れんぞ。
歌詞は理想の恋を歌っている...かと思ったら「信じることで~」であっさりと現実を見ているというシビアな曲だった。

11.Yellow, Magenta, Cyan and Black(YMCKのテーマ)★★★

前曲が前曲だから安心して聴けるw
光の三原色とモノトーンが共存するカラフルな世界が心の中にあるよと歌詞では言いたかったのだろう。穏やかなメロディーに乗って。
メロディーもだけど、ソロパートも表情豊かだな、と思う。
浮遊感タップリの音がすごく気持ち良い。

12.Your Quest is Over★★★★

旅が終われば、当然、これまでの出来事を振り返る。そんなエンディングらしいバラード。
チップチューンだと可愛いだけかと思われがちだが、意外とそんなことは無く、ちゃんとしたバラードとして成立している。
途中でリズミカルになるのはジャズお約束の展開を盛り込むことで感動を呼び込むためらしいが、
これは反則気味かなと思いつつもありだと思ってしまう。
その後にリタルダンドは反則だって! ちょっとウルッと来たぞ! と、見事に彼らの術中にハマってしまった筆者であった。

総評.★★★☆

インディーズ初のフルアルバム。
初リリースとなるミニアルバムと同じタイトルなのは、そのミニアルバムと同じ内容の曲を使っているから、らしい。
確かに音はチップチューンそのものではあるが、メロディラインやアレンジはジャズが根底に流れていることを容易に想像させる。
普通のジャズに聴き飽きた人にはうってつけだと思える内容であり、ジャズを聴くのが苦手な人でも大丈夫なんじゃないかな。
メジャーに行ってからのYMCKの音はStarlightしか知らないので、コメントできないけど、
ジャズスピリットを上手くポップスに持っていくセンスを磨けば独特の地位は確立できるんじゃないかなと思えてしまう一枚でした。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

17th.203-205 : 名無しのエリー2008.03.12.

1.プロローグ

空白の中にメロディが見え隠れする、短いインスト。

2.錆びた扉の第8天国★★★

なんとも不思議な雰囲気の曲。
たぶん普通の楽器で演奏されたら普通の曲になるんだろうけど、
「8-Bit」という、楽しげな雰囲気の音でやや暗めの曲をやってるのでこんな雰囲気になるんだと思う。
まあそれがYMCKの特性だといことは十分分かってるけどね。
シネマトリクスシンフォニーって何?

3.プレアデス★★★★

やや中田ヤスタカ風味の曲。ちょっと中田ヤスタカのリミックスとか聞きたいと思った。
切ないメロディーがいいです。栗原みどりが作曲に参加。

4.Starlight★★★★

ニコニコ動画にAVEXからPVが公式配信されている一曲(コメントが酷いことになってた)。
それ見て「よし、このアルバム買おう」と思った、まあいわば購入動機となった一曲。
非常に疾走感のある曲。サビの所で声が伸びていくのがとても心地よい。
時間が許すならPVも見てみましょう。ニコ動より公式の特設サイトで見るのを勧めます。

5.何方(いずかた)の笛

短いインスト。「ポケモンの笛(青版バージョン)」思い出した。
旋律が「Starlight」の間奏と同じ?

6.Carving the Rock★★★

「進む」ということをテーマにした歌詞。曲もそんな感じ。弾むようなリズムの、ゆったりした曲。
サビでいつもの雰囲気に持ってく所は流石。だが可も不可もない感じ。

7.フューチャー・インヴェージョン★★

正直言って退屈。なんかすごく間延びしている。
最後に曲がめちゃくちゃになるところは面白いけど。

8.Rain★★★★

幻想的な曲。サビはなんかちょっと怖い。歌詞の世界観が非常に面白い。
アウトロがなにかに似ている。でも何か思い出せない…。

9.システム・リブート

短いインスト。8ビットで作られたノイズ。
男性のナレーションや奇妙な声が響く。

10.Floor 99★★☆

なんだか楽しげな曲。ファーストと少々雰囲気が似てるかも。
歌詞はやや重めの内容。

11.Major Swing★★★☆

ものすごく楽しげな感じの曲調なのに歌詞は辛辣。
「甘口のソウル風味の歌が 流れる都会な店/背伸びの少女集める 雑誌ばっかり」とか。
曲だけ見れば一番ファーストに近い感じの明るい曲なのだが。歌詞とのギャップが面白い。

12.8番目の虹★★★★★

長いイントロが終わると、聞こえてくるのは「シャララララーラー」の合唱。
YMCKの曲はボーカル以外あんまり人間的な要素が入ってくるような気がしないので、なんだか新鮮。
曲は…このアルバムに求めていたものが来た!な良曲。ハンドクラップ風味に加工されたリズムも面白い。
アウトロでボーカルの声と合唱の声が重なるところで鳥肌。

13.時代遅れの空★★★★★

メトロノームの音の再現と思われる音から始まるこのアルバムで一番の名曲にしてこのアルバム唯一のバラードナンバー。
壮大で感動的なメロディーに、栗原みどりの優しい声が乗る。サビなんかもう感涙もの。
このアルバムを聴いててよかったなあ、つうか、YMCK知っててよかったなあ!とか思ってしまう、
この曲でアルバムの本編は終わり、そして盛大なフィナーレへ。

14.フィナーレ ~Welcome to the 8bit world~★★★★★

「プロローグ」にも出てきたメロディーが壮大に立ち上がる。そして本編開始。最後にアップテンポな作品を持ってきた。
その「プロローグ」から作中通して流れてきたメロディーが主旋律となる曲。
歌詞もここまでのアルバム収録曲に使われてきたストーリーや単語が随所に登場する、まさに「フィナーレ」。
間奏のボーカルが幾重にも重なり、そしてやがてそれがサビへと繋がっていくところは鳥肌もの。
やがて壮大な最後がやってくる。そしてアウトロはやがて何所かで聞いたことのあるメロディーに…。

総評.★★★★☆

実はセカンド持ってません。だからセカンドから引用してきた要素とかあるかもしれませんが分かりませんごめんなさい。
ファーストと比べると、格段に音に広がりが出てきたと思う。音数も増えているし、リズムも単純な音ではなく、様々な工夫がなされている。
しかし中盤は中だるみしていると思う。でも前半と後半が異常なまでにいい。アルバムとしてのバランスはあんまりよくないかも。
あと、これは仕方がないとは分かっているけどやはり8bitだけなので、ちょっと生楽器の音が恋しくなる。
まあそれはYMCKに求める要素ではないけどね。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

21st.21-24 : 名無しのエリー2009.02.27.

1.おもちゃの兵隊のマーチ★★

「キューピー3分クッキング」OPでおなじみの曲をチップチューンにしただけ。
これだけで「あら、そろそろ仕度しなきゃ」とオカンモードになるのは筆者だけかも。
ま、料理がテーマだから定番ということで。

2.カレーだよ!★★★★(PV込みだと★★★★☆)

カレーを楽しく作る歌。
3rdで踏み入れたJ-POP路線をロックに面舵を向けたアップテンポチューンに仕上がっている(音はいつも通りのチップチューン)。
子供が口ずさむにはちょうどいい楽しげな料理ソング。
が、あのPVはなんだww どこの味っ子かと。

3.サラダ・シャバダバ★★★☆

2ndまでのジャズ要素を取り戻したポップチューン。歌詞はこれまた子供が共感しそうな内容。
「健康や美容に良いのは わかってるんだけど...ええいっ、食べちゃえ! .......あ、美味しい!!」って歌詞。
にしても野菜の種類が多いんだがw 歌詞通りに盛り付けたら何人前になるやら。
子供や野菜嫌いの人と一緒にサラダを食べたい人にはうってつけかも。

4.三ツ星シェフの歌★★

「私、三ツ星レストランに勤めている一流シェフですが、何か?」って曲。
主人公はすごくワンマンです。イヤなら出てけというほどのガンコです。結局は引き止める、根は優しいシェフなんだけど。
茶目っ気のある歌詞は好きなのだが...ツチノコ調理すんなw
曲も可愛らしいジャズポップで、ドラムソロは偉く楽しげ。

5.グルメなアイツ★★★★

ゲームならボスが出てきそうなバッキングで奏でる三連ロックチューン。
強いんだけど、人間に珍味にされたり、食べ物を横取りされる悲しい鮫の宿命をコミカルに描いている。
絶対に「ジョーズ」観ながら聴くと作品が台無しになる曲。歌詞の内容と曲のギャップにちょっとだけニヤリ。

6.ふわふわ卵のオムライス★★★

オムライス参加。これも子供にはちょうどいい可愛らしい曲。曲調といい、歌詞といい、どこか矢野顕子っぽい。
なお、美味くても天に召されることはないとちゃんとフォローはしている。
そういえば、美味しすぎて天に召されたマンガがあったな...。

7.帰り道、晩ご飯。★★★★

晩ご飯を期待しながら帰宅する時の気持ちを綴ったバラード。
歌詞が日常に密接しながらもほのぼのとしているため、聴いてるうちに心がほっこりと和やかになってゆく。
恋人のいない一人暮らし以外には帰り道がてらに聴いてほしい一曲。

8.ワン!ダフル・チョコレート★★★☆

タイトル通り犬の鳴き声をサンプリングしたポップチューン。ある意味、バレンタインデー向けの曲。
チョコはベルギー産、フランス産、日本産が登場。ドサクサに紛れて猫も鳴いている、賑やかなトラック。

9.バンバンクッキング★★★★★

再び子供向けのメロディと歌詞で終わるお料理ソング。料理は楽しむことが大事と声高らかに歌い上げている。
途中で7ヶ国語のラップが登場(和訳付だから外国語がダメな人も大丈夫)。
楽しげなメロディと伴奏と可愛らしい歌詞が非常にマッチした良曲。保育園で流すと意外といいかもしれない。

総評.★★★☆

YMCK通算4枚目のアルバム。
今回は料理をテーマに、明るい子供向けのトラックがギッシリと詰まっているため、オトナには少々味わいにくいアルバムとなっている。
ただ、初期の要だったジャズ要素がここに来て本格的に復活。
ロック調の打ち込みと組み合わせて聴くと、電子フュージョンっぽくておもしろい。
ゲーム好きの子供と料理を楽しみたいご両親には勧めてもいいと思う。
で、今回は同時発売のDVDとの限定同梱ボックスも発売されている。
オマケのレシピ本はものすごいバカw 確かに仰天だがバカすぎるww
絶対に日常では役に立たないので、マネ...出来た人がいたらご一方を。
(角切り野菜の8bit風はやろうと思えば出来るので対象外とする)

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)