* アーティスト名 : わっふるず

7th.111-112 : 荻野目洋子萌え2003.11.15.

1.5.3(five point three)★★★☆

ハイハットを叩かず「シングシング」のようにタムタムを叩いた独特のリズムがおもしろい。ピアノがメイン

2.ルール★★★★

ギターがメインでロック色が濃い演奏に甘ーいボーカル

3.虹★★★★

↑の2曲を足して2で割ったような曲。

4.リズム★★★★☆

↑の曲達とは全く別モノのスピード感とギターのリズムが軽快なポップソング。

5.トウキョウ(1.05 ver)★★★★☆

「はっぴいえんど」好きな人が喜びそうな上品な作品。新宿ミーティグ収録曲でこのバンドの代表曲

6.木の葉★★★★★

一番好き。
Aメロからサビまで流れるように展開するメロディの美しさは絶品。
乱高下するサビ、間奏のギタープレイ、ハーモニーどれもが素晴らしい。

7.ルーレット★★★★

ボンゴとタンバリンのリズムから始まりピアノが絡んでいく。それにしてもサビのメロディは秀悦だー

8.ボート(classic ver)★★★★

アコースティックギター主導の静かな作品。
嫌味の無い甘味にチェロという適度な苦味がカラミ合いなおかつ下地のアコギには隠し味でブランディーの香りが漂っていて、
口の中はまるで祇園精舎の鐘の音(ネ)が夕闇の空に広がっていくような、上品な香りに包まれる。
スープを飲み干すと下のほうにユズが一片浮き上がってきてどんぶりはユズの香りにほんのりと包まれていく。
デフォルトもいいが、燻製の香り漂うタマゴの入った味玉ラーメン、こってり、ネギ抜きで注文するのが通だ。

総評.★★★★☆(9点/9)

メロディの美しいピアノポップバンド。「はっぴいえんど」の松本隆が後ろ盾してるので、歌詞は80年代そのもの。
ファルセットを多用するボーカルは魅力的でかわいらしさが伝わってきて、思わず抱きしめたくなっちゃう。
(多分おっちゃんの松本隆はこれにやられたのだ。)
とにかくキュートで、愛らしい。
このアルバムはメロディが良すぎて弱点がみつからない。1曲1曲は確かに似てるがアレンジでうまくごまかしている。
特に4,5,6曲の3曲は強烈な個性を持っていて稀な作曲才能を感じさせてくれる。
あまりのメロディの良さにスピッツに例える人もいるが、乱高下するサビのメロディなどはむしろミスチル桜井に近いと思う。

(★:2点,☆:1点。楽曲は10点、総評は9点満点。)

7th.39-40 : 荻野目洋子萌え2003.07.23.

1.ひとひら銀河★★★★☆

この曲を試聴してやられた。そいういう意味では特別な作品。
ちょうどスネオヘアーショックを受けていた頃で
「クソっ何だよ。このバンドも全曲いいんじゃねーだろうーな?」とちょっとムカツキながら試聴したっけ。
曲は、軽快なピアノにギターがからむピアノロックでサビの盛り上げかたがうまい。

2.プール・サイダー★★★★

ボーカルの声がかわいくてどーしよーもない。
1曲目とほぼ同じ曲なんだけど、かわいいから許す

3.一熟(いちじく)★★★☆

ちょっと緩めの曲調で小休止。

4.チェルシー★★★★

昔チェルシーっていう飴のCMがよく流れたんだけど、その曲に捧げるようなかわいい3拍子曲。
ちょっと歌詞がヤラシくて萌える。

5.つぎの光★★★★☆

アップテンポでロック色が濃いナンバー。
ドラムうまいのだがこの曲の始まりのスネアはベタすぎるでしょ。
♪時間なんて大嫌い 満ちていくふりした泥棒だ

6.はなそう★★★★

ゆったりとした哀愁が漂っている。ファルセットも美しい。

総評.★★★★(8点/9)

渋谷駅にいつも行列しているおいしいシュークリーム屋さんある。
シュー皮がやわらかくてクリームはマッタリしてるのが理想のシュークリームだと思ってきたが、その店はまったく逆だった。
シュー皮は堅いが味があって、クリームは甘過ぎずスッキリしてる。
最初食べた時はたいしたこと無いじゃんって思ったが、スッキリした味わいがクセになりすっかりハマってしまった。
このアルバムは、そんな感じだ。
ボーカルの声は甘いんだけど、バラードが1曲もなくアップテンポの軽快な曲が並んでいてとっても聴きやすい。
収録時間も短くてあっという間に終わってしまう。
ファルセットを多用したボーカルの表現力はとても多彩で声質も癒し系で心地良い。
80年代風の抽象的な歌詞は気に入らないが、曲の魅力がそれを上回っている。
1stに比べ1曲1曲に個性がなく似通っているので、8点どまりとした。

(★:2点,☆:1点。楽曲は10点、総評は9点満点。)

7th.117-121 : 荻萌え ◆JR7xCuj28Q2003.12.30.

1.NEED YOU★★★★☆

堂島孝平だね。
フジファブリック張りのダンスビートにバイオリン、チェロまでからんで壮大な曲に仕上がってる。
小室のように機械で仕上げたダンスビートは飽きたし大っ嫌いだけど、生のバンドでやってくれると聴き所も増えておもしろい。
シンバルの裏打ちが気持ちいい。
ワッフルズ史上最高のアップテンポで1曲目にもってこいだし、シングルカットできるレベルでしょう。
欠点は唄いこみが足りないところかな。ボーカルの音程に「ん?」ってね。まあ、これもまた一興

2.船に乗ろう★★★★

このアルバムから、歌詞がグンと良くなったのだが、その利点が良く出ている。
「随分、キザな男と付き合ってるねー」なんてツッコミが入るほど、情景が目に浮かぶ歌詞に仕上がっている。
曲もさわやかでいい。

3.ふたり★★★★☆

ホントに歌詞が良くなったね。情景が目に浮かぶよ。
まだ大人になりきれない主人公(ボーカル)の彼氏への想いがよく現れている。
どうでもいいことでケンカをしてしまう若いカップルの一場面。実際にあった話でしょう。このリアルさが欲しかった。
曲もサビの盛り上がりがキチンっとあって、間奏のギターもいい。

4.春うらら★★★★☆

PVが作られたってことで、一応シングル扱いの曲。
今までのワッフルズに無かった作品なので、駄作があるとしたらこの曲かなーって思った。けど、最近よく口ずさんじゃう。
ホッピー神山のアレンジで谷村裕美のようなありがちなJポップに仕上がっている。
曲構成はAC(サビ)A' D(つなぎ)CA' なるほど、2番無かったのね。
Dメロが良くて、唄い方もちょっとクラムボンのようでおもしろい。

5.たびびとより青へ★★★★★

高学歴な彼女(ボーカル)が、社会人を辞めて音楽1本でやっていくことを決心する歌詞が絶品。
大学を出て社会人になってしまうと、もう目の前には安定した生活がある。
それを振り切って夢にかけるというのがどれほどリスクの高いことなのか彼女の心情がよく現れていて感動的だ。
さらに一気に高音にかけのぼるメロディも素晴らしい。
本当は男のほうが重要な問題だから、こういう歌詞が生まれると思うのだが、なかなかめぐりあえない。
しかも彼女はリアルタイムだから、聴いてるほうもココロが揺さぶられてギュッと胸を締め付けられるような感触に襲われる。
KANなら「めずらしい人生」、服部祐民子なら「アドバルーン」、ミスチルなら「Tomorrow never knows」のように
マジメに音楽をやっている人が音楽の神様に生涯に1曲だけ作ることを許された名曲。

6.so sad★★★☆

この曲で、小休止。ほとんど打ち込みがメインで遊びゴコロいっぱいの曲。でも、サビは良い曲になってしまっている。
もっと色んな音を入れて、メロディもそれらしいものならもっと良い。

7.ぼくの好きなひと★★★★

良く出来た作品。歌詞のおもしろさにメロディも合っていて個性が強く完成度が高い。
6曲目同様ちょっと肩のチカラを抜いているところも良い。

8.させて★★★★☆

♪あなたの傷を言い当てて 私はあなたを傷つけた あなたの傷を撫でたくて 私はあなたを傷つけた
 あなたは一人で悩んでいて、私に何も教えてくれないのね
 でもね。何にもしなくていいなんて言わないで 私にあなたを愛させて ねえ お願い
という内容で、かなり切ない。
特に「伸ばした手が惑う」なんて、「白い巨塔」の銅像の手を思いだしてしまう。

9.ねこ★★★★

唯一ギターのコが作曲して、単純なメロディとUKロックぽいアレンジがおもしろい。
UKロックが好きな人には評判が良いだろう。ホッピー神山のアレンジで唯一良かった曲。

10.夢茜★★★★☆

スピッツの「ロビンソン」。メロディにしても歌詞にしてもね。
これぐらいのメロディなら、いつでも作れてしまうのがこのコの怖いところ。
女スピッツと呼ばれるワッフルズらしい曲。

11.ある夜★★★★

歌詞の良さが生きている。1番目の歌詞と2番目の歌詞のつながりもおもしろい。
暗闇の中で歩いている恋人をワッフルズ自身に置き換えることで歌詞は2面性を持つことになり、2倍楽しめる。
クリスマスを意識したアレンジも良い。

総評.★★★★☆(9.5点/10)

大傑作でしょう。少なくとも僕が今まで聴いた邦楽の中では1番良いアルバム。
全曲聴けるレベルから更に1歩進んで、11曲中10曲はシングルカットしてもおかしくない程1曲1曲が個性的で、
カラフルなアルバムに仕上がっている。
洋楽でバックストリートボーイズの「ミレニアム」ってとっても良いアルバム(ドラマ「彼女達の時代」挿入歌)があるのだが、
カラフルな楽曲が揃っているという点で、印象がよく似ている。
ただ、バックストリートは複数のポップス職人の作品であり、
まさか1人のシンガーソングライターがこれほどのアルバムを作ってしまうとは、驚異の一言だ。
結局ミスチル桜井という稀代のメロディメーカーの存在が、スネオヘアー、ワッフルズという化け物を生んでしまったのだろう。
また、前作に比べ歌詞の進歩も目覚しいものがある。
もともとメロディは、「女スピッツ」と言われるように問題なかった。
スピッツ、スネオヘアー同様、美しいメロディを作る人に歌詞を求めるのは不可能なのかと思っていたが、
このアルバムは70年代のようにきっちりと1曲1曲にストーリー性があり血が通っている。そこには間違いなく大野恭子という人間がいる。
結局、それが1曲1曲に個性を与えることにも成功してしまった。
欠点は、インディーズゆえの弱点だが、ホッピィー神山プロデュース作品のサウンドが悪いこと。
これなら、全曲ワッフルズプロデュースにしたほうが全然良かった。
「おいおい荻野目洋子萌えさんよう、ホントにそんなに良いんだろうな!!」って思った人は、
ワッフルズスレをROMって溜飲を下げてください。結構評判悪いです・・・
でも、それでもこの作品は傑作だと思うんだ。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)