* カバー・トリビュート盤 : えむ・ふろう

22nd.198-200 : 名無しのエリー2009.09.24.

1.miss you(May J. & JONTE)★★☆

原曲はloves melody. & Ryohei。
声の傾向も元の2名とかぶるので、大きな違いといったらブレイクビーツが挿入されたぐらい。
あたらしいパートも加わっているが、全体的な印象は変わらず。

2.come again(青山テルマ)★★★

言わずと知れた3人時代の大ヒット曲。
テルマってなんとなく軽く見られてるイメージがあるが、MAKAIとのコラボ曲でも実証されたように歌唱力が非常に高いし声がセクシー。
そしてトラックも出だしからサビまでは完璧だと思っていたが・・・
サビでの4つ打ちキックが強すぎて、繊細なメロディーラインの邪魔になってしまっている。勿体無い。

3.Planet Shining(COMA-CHI)★★★★

3人時代の曲。
COMA-CHIはラップも歌もこなす女性ラッパー。
歌唱はまあまあレベルだが、ラップはカッコいいし無機質でエレクトロなシンセが印象的なトラックがカッコいい。

4.Yours only,(feat.WISE(西野カナ))★★★☆

原曲は3人時代のどバラードだが、こちらでは程よくテンポを上げ重苦しさを良い意味で排除。良トラックだと思う。
西野カナはいわゆる“ケータイ世代”などと言われていて、良くも悪くもある意味2009年を象徴するアーティストだと勝手に思ってたり。
大して上手いわけではない彼女の透き通った声には、どこか思春期の少女独特の中途半端さのようなものが感じられる。
そこがなんとなく渋谷・原宿の女子高生文化とリンクし
、 上手すぎるテルマだったりデビュー当時の小柳ゆき等と違って本気で支持される理由なのだろう。
それにしてもWISEはVerbalとTERIYAKIでの盟友なわけだが、こういうラブソング系での客演が目立つ気が。

5.been so long(JEJUNG&YUCHUN from 東方神起)★★☆

3人時代の名曲を東方神起のイケメン2人がカバー。
しかしせっかく女歌を男が歌っているのに印象が全く変わらないのはちょっとなぁ・・・。ラップは上手いと思うけど。
にしてもラストのほうのテンションが高くて微笑ましい。

6.Simple & Lovely(misono)★★★★★

原曲はloves 倖田來未。まぁ倖田姉妹の絆は強い、とw。
思いっきりギターロック調に仕上げてきたからビビったけど、
dat時代から変わらないキュートな歌声がキュートなメロディーに非常にマッチしている。
個人的に原曲が微妙だっただけに、正直これが1番の収穫かも。(この際、バラエティー等での醜態には目をつぶろう!)
それにしてもスクラッチがうるさいが。鳴りっ放しってどういうことよ。

7.the Love Bug(YU-A)★★★★☆

童子ーTプロデュースによるソロ活動ばかりが最近目立つ、Foxxi misQのメンバー。
Foxxi misQ聴いてても思うが、キュートなだけでなくセクシーさ艶っぽさ憂いなどが備わった声が最高。
掛け合いのパートも自分でこなしていて、それもカッコかわいい。これでルックスもいいのだから素晴らしい。
トラック的にも、原曲のようなバグったストリングスみたいな遊びは無いものの、上出来。

8.Come Back To Me(Marie)★★

これも3人時代の曲。
完全な新人さんらしい。だが、一番印象に残らなかった。もちろん一定水準を超えた声ではあるが、個性に乏しい。
申し訳ないが、正直飽和状態のこのシーンで彼女が大輪の花を咲かせるにはかなり奇天烈なプロデューサーと組むしかないような気が・・・。

9.L.O.T. (Love or Truth)(BENI)★★★

3人時代の曲。
歌い手は、元美少女クラブ21という経歴が黒歴史と思われるw 安良城紅ことBENI。
原曲とほとんど印象が変わらないが、BENIさんの歌唱が見事。声がカッコいい。

10.let go(清水翔太)★★

原曲はloves YOSHIKA。ある意味、2008年以降増殖した“R&Bバラード+ラッパー”スタイルの先駆け曲かも。
だからこの曲を男が歌うとは思わなかった。
たしかに声は綺麗だし表現力も高いとは思うが、大御所演歌歌手みたいに無駄に崩した大げさな歌い方が耳につく。正直不快。

総評.★★

m-floのトリビュート盤。一応個々の曲の出来はそれなりだが、全体的な点数はこれが限界。
というのも、参加メンツがR&B界隈に限られているため、
名前を見た時点である程度の完成形が見えてしまうからである。実際、そのまんまのものが多いし。
唯一姉さんのオマケとして付いてきたであろうmisonoが一番印象に残るという皮肉な事態。
そもそも「m-floとリスペクトし合う若き才能が一堂に集結!!夢のトリビュートアルバムが完成!」という企画の時点でおかしくて、
なぜm-floの先輩にあたるアーティスト達を呼ばなかったのだろうか。
リミックスの面子を見る限り、そうした人たちが集まらなかったということはありえないだろう。
結果、曲数も少ないし実に地味な1枚になっている。
聴いていてワクワク感がまったく無いのがある意味凄い。聞かなくても損はしないかも。
どうしても聴きたいという方は、このレビューを参考にして下さったら幸いだが、
気になったのだけを着うたフルなりiTunesなりで購入するぐらいで充分では?

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)