* カバー・トリビュート盤 : くるり

22nd.304-305 : 名無しのエリー2009.10.24.

1.赤い電車(anoymass)★★★★

まるでおもちゃ箱から飛び出してきたような賑やかさ。原曲よりいいかも。

2.ロックンロール(andymori)★★★

岸田よりも声が合っているせいかさわやかなポップソングに仕上がっている。
もうひとひねり欲しいところ。

3.Baby I Love you(矢野顕子)

矢野さんやりすぎです。聴き込むと評価変わるかも。

4.ばらの花(奥田民生)★★

期待してただけにがっかり。原曲を意識しすぎてうまくカバーできてないなぁ。

5.言葉はさんかく こころは四角(木村カエラ)★☆

カエラちゃんがこの曲をカラオケで歌っているのを横で優しく見守っている感じ。

6.さよならストレンジャー(曽我部恵一)

曲に声が合ってない。岸田の声が恋しくなりました。

7.虹(ハンバートハンバート)★★★☆

バイオリンが壮大で泣かせる感じのアレンジになっている。
3曲目以降がっかりトリビュートが続いていたので「おっ」と思える。

8.ワンダーフォーゲル(高野寛)★★

とてもわかりやすい曲になっている。
岸田のように声にいやらしさがないため、逆に野暮ったく感じてしまう。

9.ワールズエンド・スーパーノヴァ(Fantastic Plastic Machine)★★★★

これぞまさにFPM!完璧なダンスミュージックへとリミックスされている。

10.飴色の部屋(MASS OF THE FERMENTING DREGS)★★★★☆

轟音唸るカヴァー。そのところどころに見える女性的なアレンジが絶妙。
くるりとの対バンツアーではがっかりさせられたが、見直しました。

11.青い空(9mm Parabellum Bullet)

ただのコピーじゃないか。くそつまらん

12.春風(松任谷由美)★★★★★

違和感ゼロ。聴いていてとても心地よい。今作のベストカヴァー。

13.ハイウェイ(Little Creatures)★★☆

アレンジは面白いが、歌い方が気持ち悪い。

14.宿はなし(二階堂和美)★★★★

イメージ通りにハマっている。改めてメロディの美しさにはっとさせられる。

15.Old-fashioned(キセル)★★☆

もはやキセルそのもの。
ここまで彼らっぽく仕上げられると見事だが、いまひとつ物足りないところ。

16.東京(世武裕子)★★

ピアノ弾き語り。
これはこれで良いのだが、くるり珠玉のナンバーだけにもっとふさわしいアーティストがいたのではないかと思ってしまう。

総評.★★☆

ところどころに会心のカヴァーがあるが、アタリだとは思えない。
くるりが好きな人はオリジナルを聴けばいいし、
参加アーティストが好きで、そのアーティストがカヴァーするくるりの曲を聴いてみたいという人が聴くべきものだと思う。
他のアーティストが歌うくるりを通じて、改めて岸田のソングライティングセンスの高さを認識しました。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

23rd.233-235 : 名無しのエリー2010.03.20.

1.赤い電車(anoymass)★★★★

街の楽隊が静かに歩んでゆくような、賑やかで楽しいアレンジ。
いい具合に原曲から離れていて、ヘニャへニャな雰囲気がたまらない。

2.ロックンロール(andymori)★★☆

一転して原曲に忠実にやりつつ所々変えつつ、なイメージ。ちょっと面白みに欠けるかな。

3.Baby I Love you(矢野顕子)★★★★★

「矢野顕子にカバーしてもらう」とは、つまりこういうことだぞ、ということを最も端的に表すカバー。
アッコさんやりすぎですw あまりにも素晴らしい。
けれども、アルバムからは浮きまくり。だがこれでいい。

4.ばらの花(奥田民生)★★

コピーというよりカバーとも言える再現度で、ライブで1曲やってみっか、という程度のアレンジ。
このトリビュートの中では大分面白みに欠けてしまっている。
民生のオリジナル曲?という位にハマってはいるのだけれど、何だかアルバムの中の地味な曲、という程度になっちゃってるのがね……。
わりと期待していただけに残念。

5.言葉はさんかく こころは四角(木村カエラ)★★★☆

ほぼ期待通り。シンプルな構成で、音数の少ないピコピコがカエラのヴォーカルとも合っている。
それ以上のものではないけれど、良カバー。

6.さよならストレンジャー(曽我部恵一)

ひたすら退屈。最もやっつけ仕事感アリアリ。
荒っぽい歌い方が絶望的に原曲を殺してる……。

7.虹(ハンバートハンバート)★★★★

面白い!緊張感のあるアレンジと、ぴんと張り詰めた高&低ヴォーカルが絡み合う。
ぶつっと切れるラストのヴォーカルも不気味。ぞくぞくさせられる。

8.ワンダーフォーゲル(高野寛)★★★

もともと原曲は打ち込みではなかったとのことで、
このアレンジは最初にくるりが目指していたであろう「人肌ロックンロール」を再現してくれている。
地味だけど、温かなカバー。地味だけど。

9.ワールズエンド・スーパーノヴァ(Fantastic Plastic Machine)★★☆

アルバムの中盤にリミックス挟むかぁ~?元々ダンスミュージック・アレンジなものを、さらに加速させた感じ。
完成度は高いが、ちょっと位置づけが気に食わない……。

10.飴色の部屋(MASS OF THE FERMENTING DREGS)★★☆

怒涛の爆音イントロが終わると、途端にただの平凡なカバーになっちゃうのが残念。
ヴォーカルが合ってないんだなあ。冒頭が良いだけに、惜しい。

11.青い空(9mm Parabellum Bullet)★★

これカバーというよりコピー?と思わせておいて途中から原曲崩壊、という流れは見事だし力量を感じさせるのだが、
その後中途半端にカバーに戻ったりするのが極めて中途半端。どうせなら最後までぶっ壊してほしかった。

12.春風(松任谷由美)★★★★☆

完璧なぐらい見事な出来!なんだけど、これくるりのオリジナルメンバーがまるごと参加してるのよね……。
カバーというより、くるりmeetsユーミンといった感じで、トリビュートとしてはちょっと反則かな。と思い-☆。
出来自体は見事。これを聞くために手に取るのは有りです。

13.ハイウェイ(Little Creatures)

ただただ気持ち悪い……。
単に出来が最悪なのか、俺の感性が合わないのかは分からないが、さすがにこれはちょっと……。

14.宿はなし(二階堂和美)★★★★★

矢野を別とすれば、これがこのアルバムのベストナンバー!
珠玉の原曲の、寂しさ、切なさ、はかなさが何倍にも増幅されて胸に迫ってくる。正直、泣きますた。
ぜひとも聴いて欲しい名カバー。

15.Old-fashioned(キセル)★★★

この曲をキセルにしてくれ、と言われた時の最大公約数に答えてみました、という感じ。
良くも悪くも、純度100%のキセルです。

16.東京(世武裕子)★★★★

原曲が見事なだけに、こういうシンプルな弾き語りは成功しやすいだろうな、と思ったらその通り。
有る意味意外性がない!ヴォーカルがちょっと癖が有り、俺はそこまでハマれなかった。

総評.★★★☆

ロックバンド畑のカバーがことごとく失敗し、シンガー系のアーティストが所々で大成功している、
という面白いぐらいに明暗が分かれたアルバム。
正直、全曲は愛せないしトリビュート盤としてはもう一歩だが、
ところどころの――anoymass、矢野顕子、ハンバートハンバート、二階堂和美――を聴く為に手に取るのはありだと思う。
ここで初めて気づかされたが、くるりの楽曲、女性が歌うとハマる場合が多いのね。不思議!
もちろん、カバーを通して原曲の要素に気が付かされる、という瞬間も多々あり、その意味では決して失敗ではないかな。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)