* アーティスト名 : ざ・ばっく・ほーん

4th.919 : 名無しのエリー2003.05.03.

1.幾千光年の孤独★★★★★

イントロから最後までスリリングにかっ飛ばすナンバー。
アルバムの一曲目にして勢いとインパクトを全面に押し出している。

2.セレナーデ★★★

Aメロはぱっとしないが、Bメロ→サビの流れは秀逸。

3.サニー★★★★

1stシングル。緊張感と疾走感がうまく融合している。歌詞は青春ロック系?

4.8月の秘密★★

サビ以外ぱっとせず。歌詞もメロディーもひたすら重く暗い。

5.水槽★★

これも聞いてて滅入ってくる。重い・・・

6.ミスターワールド★★★

「空、星、海の夜」のカップリング曲。なんか独特で変な曲。

7.ひょうひょうと★★★★

タイトルとは違い、骨太さとポップな感じが混ざっていて良い。

8.アカイヤミ★★☆

これまた重い。ギターがカオスな雰囲気をかもし出している。サビのドラムが凄い。

9.雨★★☆

アルバムの中ではおとなしめの曲か。間奏のギターの音色が美しい。

10.空、星、海の夜★★★★★

2ndシングル。Aメロ、Bメロ、サビすべてが秀逸で素晴らしい。
サビのメロディーは 「魔女の宅急便」のメインテーマにちょっと似てるかも。

11.夕焼けマーチ★★★

今まで激しい楽曲が続いてきたのに対し、ほっとするような雰囲気の曲。
この曲が 中盤に入ってたら浮くかもしれないが、最後に収録されることでうまく締めている。

総評.★★★☆

全体的に曲の当たり外れが結構激しく、歌詞もメロディーも重いアルバムだと思う。
惜しい部分も多々あり、1stアルバムということであえて厳しめに評価してみた。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

4th.920 : 名無しのエリー2003.05.03.

1.ワタボウシ★★★☆

同じフレーズをリフレインするタイプのシンプルな曲。一曲目にしては静か。

2.ゲーム★★★

バックホーンお得意の、疾走感と哀愁の混ざったメッセージソング。

3.涙がこぼれたら★★★☆

4thシングル。独特のギターのテンポが印象的。良くも悪くもバックホーンらしい曲。

4.夏草の揺れる丘★★★★☆

ミディアムテンポのナンバー。どこか懐かしく、そして切ない。

5.マテリア★★☆

全体的に勢いが抑えられている。変なメロディー。

6.ディナー★★☆

変態ソング。メロディーは悪くないが、「小便臭いメスブタ」って歌詞は・・・

7.夕暮れ★★★★

スネオヘアーとかゴーイングアンダーグラウンドあたりが歌いそうな曲。
びっくりするぐらいポップな雰囲気。

8.野生の太陽★★★☆

ミディアムテンポで、静けさと激しさがうまく混ざっている曲。

9.世界樹の下で★★★★★

3rdシングル。サビ直前までタメておいて、その勢いはサビで一気に爆発する。
ボーカルのシャウトが切なくて胸が引き裂かれそうになる名曲。

10.ぬくもり旅★★★☆

マターリしつつも少し切ない感じの曲。まあ、最後の曲としてはこういうのも いいんじゃないだろうか。

総評.★★★★

1stに比べ、音と世界観の広がりを感じる。
レベルアップした分、曲の構成のパターンが決まってきている感も否めないが、1stと聞き比べてみると彼らの成長振りは見て取れる。
今後の成長にも期待。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

6th.18 : 名無しのエリー2003.10.22.

1.惑星メランコリー★★★★

1曲目に相応しいカッコイイサウンド。

2.光の結晶★☆

7枚目のシングル。個人的にはc/wの楽園の方が良い

3.孤独な戦場★★★☆

歌詞が良い。メロディはレトロっぽい。

4.幸福な亡骸★★★

優しい歌い方と和の雰囲気が漂うメロディ。

5.花びら★★★☆

バックホーンっぽく無くていい意味で新境地のような感じ

6.プラトニックファズ★★★

「花びら」の後に聴くと、バックホーンらしい曲と感じた

7.生命線★★★★

8枚目のシングル。このアルバムの核的存在な曲。

8.羽根~夜空を越えて~★★★

クリスマスソング。歌詞が良い。

9.赤眼の路上★★★★

途中の電子音が要らないような気もするが歌詞もメロディ良い。

10.ジョーカー★★★☆

バックホーンらしい切迫感を煽る激しい曲

11.未来 ★★★★★

正直聴き飽きてたけど、アルバム通して聴くと一味違う感じ。
最後に「未来」で聴き終えると安堵感すらあった

総評.★★★★

♪訳も分からぬまま死んでくそれでもたぎる血よ 共に生きよう…
サードアルバムは、ヘヴィにメロウにポップにと今までで1番バラエティに富んだアルバムだと思う。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

6th.110 : 名無しのエリー2003.11.14.

1.惑星メランコリー★★★☆

取り敢えず、この曲を持ってくるなら最初しかない。うねるギター、沈むドラム、山田の叫びetc...
初心者の皆さん、分かりましたか?こいつ等はこんな感じです。

2.光の結晶★★★★

疾走感溢れるイントロがえらくカッコいいじゃねえか。前向きになったもんだ。
俺も光の結晶になかなか手が届かないんだ。山田裏声色気あるな。

3.孤独な戦場★★★★

俺田舎者だからわかんねえけど言い過ぎなくらい言いたい放題やってくれて気持ちがいいぜ。
2番の歌詞、若干手抜きしたな?

4.幸福な亡骸★★☆

俺はもっとハードなモンを求めてんだYO!近所の爺の葬儀の感想なんかあまり興味なし。

5.花びら★★★

うわーイントロからイキナリハーモニカ。でもこの曲はラジオでパワープレイされてたから違和感ないけどね。
山田って絞らなきゃ声綺麗だよね。

6.プラトニックファズ★★★★

重いねー音が。18歳未満のガキは聴いちゃ駄目ね。
スカートは赤くなけりゃいけないのか、と。

7.生命線★★★★☆

命をかけて世界と「関係」する。決意表明でありこの盤の核、ね。

8.羽根 ~夜空を越えて~★☆

クリスマスソングはまずいだろう。実験の結果失敗に終わってるよ。

9.赤眼の路上★★★★

7.の焼き回しにしては出来がいい。しかしこいつらいつもこんな事考えてたら疲れるだろうな。

10.ジョーカー★★★★★

全国の教育関係者に聴かせるべき。あまり子供をなめるな。彼らの孤独は死を生むぞ。

11.未来★★★★★

泣いた。恋が小さな革命になり得る、俺のリアルで現実にしたい。

総評.★★★★☆

辛めにつけたつもりだが、それでもこれだけはいく。最高傑作。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

8th.212-213 : 名無しのエリー2004.06.06.

1.惑星メランコリー★★★☆

重くて暗い曲。暗重いリフに飄々としたボーカル。惑星だけあって歌詞のスケールもでっかい。

2.光の結晶★★★

疾走する8ビート歌謡。熱い。

3.孤独な戦場★★☆

レトロ全開。世間・社会への猛烈な敵意が噴出してます。

4.幸福な亡骸★★☆

ミディアムテンポの曲。クリーントーンのギターが印象的。不思議な感じ。透明感。

5.花びら★★★

アコースティックなさわやかソング。1曲目で未来を否定したが一転、人生応援歌。

6.プラトニックファズ★★★☆

エッチ・スケッチ・ワンタッチ。

7.生命線★★★

疾走する8ビート歌謡II。熱い。

8.羽根 ~夜空を越えて~★★★

しっとりしたバラード。クリスマスソング。

9.赤眼の路上★☆

ちょいと減速気味のビート歌謡。サビのメロディはお祭りみたい。やりすぎ感あり。

10.ジョーカー★★★☆

前半はダークなリフとスクリーム。
憂鬱なメロを活かした大サビが良いが大サビ前のオマヌケなコーラスで-1点。

11.未来★★★★☆

バラード。伸びやかなボーカルの声と美しいメロディーが最高。

総評.★★★★

良い。朴訥で喜怒哀楽を全部表現してるボーカルが特に良い。
ほとんどの曲に歌謡曲テイストが入ってるので、それに拒否反応がないなら是非。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

11th.243-245 : 名無しのエリー2006.01.21.

1.惑星メランコリー★★★★

物々しくおどろおどろしいイントロ。そんでもって、ボーカルの突拍子もない歌い方に凄まじい歌詞。
個人的に凄い好き

2.光の結晶★★★☆

一曲目とは対象的に爽やかなメロディ。自転車でぶっ飛ばしながら聴くと良さそう
ギターの音色とベースソロもいい

3.孤独な戦場★★☆☆

ファンには失礼かも知れないけど笑ってしまった。いきなり「シブヤはぁ~」とリバーブガンガンでくるんだもん。
歌謡曲テイスト。歌詞から作詞者の悲痛みたいなのが伝わる

4.幸福な亡骸★★★☆

歌詞に夏の終わりの朝とあるけど、メロディからムシムシした曇りの夏の終わりを感じる。サビで雲が少し晴れた感じ。
歌詞とは関係無いけど、切なくて駆け足で走る少年が目に浮かんだ

5.花びら★★★☆

四曲目とは打って変わって爽やかなハーモニカと、優しく包み込むようなギター。
歌詞が綺麗にまとまっている

6.プラトニックファズ★☆☆☆

エロイ曲。
初バックホーンの俺としてはボーカルがキモかったけど詞の「プラットニックな愛撫」の下りは好き

7.生命線★★★★

無茶苦茶いい! イントロのフワフワした感じから一転、熱いサビがカッコイイ。
私的に「素晴らしい明日~」 の辺りの歌詞が素晴らしい、とても完成度が高い曲だと思います

8.羽根 ~夜空を超えて~★☆☆☆

微妙…ありきたりな感じがする。このバンド特有の歌詞やメロディが無い気がする

9.赤眼の路上★★☆☆

カッコよくていいのだが、サビのポワポワは要らない気がした
「死にゆく勇気なんてない。それなら生きるしかねぇだろ」 ここ最高。

10.ジョーカー★★★☆

カッコいいリフでまた激情溢れるボーカルかなぁと思ったら、淡々とリアルに生々しい歌詞を歌いあげる
しかし「居場所なんて~」の所では今まで以上の、激しく叫ぶ、というかシャウト。ここマジ泣けます
主人公の悲痛な叫びが伝わります

11.未来★★☆☆

サウンドが面白い。ボーカルが優しいなぁとオモタ。中々いい
歌詞を見て作詞者の未来は空白なのかと思った

総評.★★★☆

完成度が高い良いアルバム。聴きやすいし、飽きづらそう。
しかし、いい曲と悪い曲の差が激しい。
ボーカルの多彩な歌い方とベースがカッコイイ。あと、詞がいいですなぁ
ポワポワした音を少し使い過ぎかなと思いました。聴いてみて損は無いと思います

(★:1点,☆:0点の計4点満点。)

9th.542-543 : 名無しのエリー2005.03.19.

1.扉★★★

イントロのベースが良。生命力を強く感じるナンバー。
サビのメロディーはどっかで聴いたことがある感じ

2.運命複雑骨折★★★☆

こんなに歌詞に「クソ」が入ってる曲聴いたことねぇよw。
ギターの歪みがかっこいい。狂気だ狂気

3.コバルトブルー★★★★★

9thシングル。特攻隊のことを歌っている曲。山田の叫びが切なすぎる。サビは鳥肌もん

4.墓石フィーバー★★★★

歌詞が最高に良い。今までのバックホーンにない感じ、このアルバムの聴きどころだと思う

5.夢の花★★

8thシングル。綺麗にまとまりすぎちゃってる。PVは色気があって好き

6.旅人★★☆

ゴーイングアンダーグラウンドあたりが歌いそうな曲。
1stの頃の狂気や不気味さを全く感じさせない

7.パッパラ★★

踊れるロックナンバー。仮タイトルをそのまま使ったろ、多分

8.上海狂騒曲★★★☆

ネーミングがベスト。中国っぽいリフ。歌詞がかなりぶっ飛んでる

9.ヘッドフォンチルドレン★★★

明るいレゲエ調。4と同じく今までのバックホーンにない新鮮なナンバー。
キラキラしてるんだけど、ドラムも爽快に叩かずに、ジメジメ叩いててもの悲しさがあって良い

10.キズナソング★★★★

こんな優しい歌詞を我らが狂気マスターの菅波が書くとは思わなかった。ストリングスが美しい

11.奇跡★★★☆

リズム隊がやばい、かっこよすぎる。キズナソングに通じるものがあると思う。
クライマックス感がある、最後に相応しい曲

総評.★★★★

前作とは明らかに違う出来、勢いがある。1stとかが好きな人には物足りないかもしれない
今までのバックホーンの曲から一歩踏み出してる。本スレでは人気が無いが、3000円出す価値はあると思う

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

9th.759-760 : 名無しのエリー2005.04.26.

1.扉★★★

壮大っぽくしようとしたがやや中途半端

2.運命複雑骨折★★★★

初期のとげとげしさがプンプン匂う良曲

3.コバルトブルー★★★★☆

久々のキター曲。イントロだけで卒倒しそう。この路線中心で行ってもらいたいが…。

4.墓石フィーバー★★★☆

勢いを持った今までにない感じで今後を期待させる

5.夢の花★★★

美しい曲だが、歌詞はダメ(特に最初。理由はヲタにしかわからないだろうが)

6.旅人★★☆

印象に残らなく地味

7.パッパラ★★★

全編叫んでます。爽快だ

8.上海狂騒曲★★★★

ありふれたメロを勢いと叫びでごまかしている感があるが良曲

9.ヘッドフォンチルドレン★★☆

演奏が聴かせてくれるがメロは平凡

10.キズナソング★★

王道すぎるバラードでバクホンがやる必要はない

11.奇跡★★★★☆

90年代っぽい曲だが、シングルとして切れるレベル

総評.★★★★

メロディーの引き出しが少ないのがバックホーンの致命的な欠点でありこのアルバムでも、やはりどこかで聞いたことのあるメロディーが多い。
が、曲ごとに表情を変える演奏力の素晴らしさがそれをカバーしている。
技術的にいいというよりは、見事なほど演奏が生き生きしているのだ。
超攻撃的な1stとかなりポップに傾いた前作を足して2で割ったようなアルバムとでもいおうか。
(2ndもそうなのだが地味で中途半端だった分、今作のほうが良い。)
M-5.10などはポップを突き詰めていて、M-2,3は凶暴性が強いため、アルバムがバラバラになってしまいそうだが、
その間をつなぐ曲が絶妙で、逆にアルバムとしてのまとまりを生み出している。
捨て曲なしの名盤、といえばまるでマンセーレビューだがそれぐらい良いよ。。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

10th.525 : 名無しのエリー2005.08.27.

1.扉★★★

ゆっくり始まる感じ

2.運命複雑骨折★★★★

なんかもう 山田がいっぱいなんか言ってる

3.コバルトブルー★★★★

リフかっこいい!さあ~笑え笑え~!のとこがええな
悲しいながらも叫んでるみたいな

4.墓石フィーバー★★★★

リフが個人的に大好き!すげえ怪しい曲

5.夢の花★★★

まあポップですねえ

6.旅人★★

あんま聴いてないな・・・

7.パッパラ★★☆

こういう曲もあり

8.上海狂騒曲★★★★

運命複雑骨折となんか似てるかな なんとなく狂ってます

9.ヘッドフォンチルドレン★☆

まああまり・・・ね 詩を朗読してるみたいな

10.キズナソング★★★

バラード けっこう好きだなあ バックホーンらしくないとかいうけど。
「なにひとつできないけど いつだってそばにいるよ」とか歌詞も好き

11.奇跡★★★★

最初ラジオで聞いたときはバックホーンとは思わなかったな 明るくて終わりにはいいかもね

総評.★★★★

まあ捨て曲がないかな
昔のあぶなかっさみたいのが薄れてきたけど・・・

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

12th.154-155 : 名無しのエリー2006.04.26.

1.カオスダイバー★★☆

入りやすいがインパクトはない、キャッチーなシングル。それが一曲目として同なのかは知らないが、
最初に「とりあえず行ってみようぜ」というこの曲を入れたことで、このアルバムの方向性が分かると思う。

2.アポトーシス★★

細胞の自殺因子のことをアポトーシスと言ったはず。昔のビジュアル系を髣髴とさせる。
このアルバムのバクホの方向性としても当たり障りのないメロディ。

3.証明★★★

アーティストとしての証明を弾き、叫び、唄う。
バックホーンとしての存在を唄った「運命複雑骨折」のような衝撃はない

4.ホワイトノイズ★★★

優しい歌声が緩やかなテンポで流れていくミディアムバラード。
叫ばない山田はただの歌の上手い人、と揶揄する人もいるがこういう唄い方も彼の本領だと思う。

5.世界の果てで★★

詞・声(コーラス)・展開・楽器、の全てが明るいラブソング。
「抱きしめる 世界の果てで」というラストのフレーズが中学生が書いた詩のようで気に食わない。

6.天気予報★★★

特有のねちっこくゆがむギターをバックに独白が続く。
「白い息に染まる公園通り 教会の鐘が鳴り響く 幸せになってくれなんて嘘だ 不幸でもいいから傍にいてくれ」

7.ファイティングマンブルース★★★

曲のイメージは「プラトニックファズ」に近いか。俺たち男はこんなに頑張ってんだ、という歌。
でもすでに頑張りすぎて壊れちまってんだなって歌。

8.ブラックホールバースデイ★★★☆

このアルバムの中で一番吹き上がってく印象を受ける。下の方で溜まってからマグマが吹き上がっていく感じ。
ちょっと前のバックホーンなら、当たり前の印象だったのかもしれない。

9.浮世の波★★★☆

ラジオでアルバムの曲をかけるならこれだろう。メロディラインだけとれば、OPがカッコいいアニメの主題歌チック。
バックホーンファンと言うフィルターをとって聴いてみればそう思ってもおかしくない。

10.ゆりかご★★★★☆

生活を描いたシングルを3つ連続で出して、集大成としての今回のアルバム。ここにこの曲が入るのは至極自然なのかもしれない。
クリスマスに流れてきそうな中奏がこのアルバムのクライマックスだと思う。

11.初めての呼吸で★★★★

「初めての呼吸で好きだと言えたならいいのに」
抑え気味のイントロのギターリフから一気に爆発するのかと思いきや、あまりにも地味な展開。だがそれがいい。
「ゆりかご」で眠った後、また目覚めて日々を越えていくという曲の並びが秀逸。

総評.★★☆

蒸留され途中のTHE BACK HORN。「人間」や「心臓」のころの鬱憤ぶちまける様な熱はない。
ギターに力が足りないのか、詞のボキャブラリーが尽きて来たからなのか、
歌声が昔ほど乱暴ではなくなったからなのかは分からないが何か足りない。
自分が彼らの音楽に飽きたのかとも思ったが違う。
付属DVDに入っている「ギター弾き叫びの旅」の「冬のミルク」はギター一本なのに、とても心が震えた。
バンドが方向性を変えるとき、振り落とされる人間と乗っていく人間がいるが、
「何か違うな」と感じつつ妄信的にしがみついていくようにはなりたくない。
あえて言おう。「自分はさほど好きではありません」と。

(★:1点,☆:0.5点の計5点満点。)

14th.45-47 : 名無しのエリー2007.02.08.

1.カオスダイバー★★

アルバムの方向性を示した一曲。勢いだけはある。
ボーカルのイェーイが何回聴いてもおかしくて吹く。ドラム格好いいね。

2.アポトーシス

今のバックホーンがこういう曲やりたいってことだけは良く分かった。

3.証明★☆

ライブを描いた曲。ライブバンドのバックホーンだからこそ歌詞の説得力が増して良い。

4.ホワイトノイズ

山田=がなり声というイメージだけど、こういう綺麗系な曲を綺麗に歌い上げるのが実は上手い。

5.世界の果てで

新世界と繋がってるのかと思ったら……中途半端でただただダサイ。
あのバックホーンが!っていう意味では凄いと思うが。

6.天気予報★★

今回のアルバムの変態担当。やや狙い過ぎ。ドラムの朗読は松ラップと呼ばれている。

7.ファイティングマンブルース★★☆

バックホーンらしいブルース。働く男達への歌。
ダサイ言い回しが多い。だがそれがいい。生活の中の狂気を描いている。

8.ブラックホールバースデイ★★★

アレンジが秀逸。ドラムが糞格好いい。青春パンク風。

9.浮世の波★☆

ベースの作詞。このアルバムやたらハモってるNE!

10.ゆりかご

タイトル通り眠気を誘う。昔の曲で言うとぬくもり歌の位置?
山田=がなり声だが実は子守歌調も難なくこなす人。

11.初めての呼吸で★★★

「初めての呼吸で命を名付けたら綺麗だろう」なんて思ったこともなかったよ。
歌詞が心に突き刺さる名曲。

総評.★

「生活」をテーマにしたアルバム。
アルバムの方向性は分かりやすいが、シングル曲以外のインパクトが薄い=アルバム全体としてインパクトが薄い。
昔のバックホーンと聴き比べると「同一バンドか!?」というくらい驚く。言いたい根本は変わってないんだろうが……
ファンを置き去りにして遠い所へ行っちゃいました。
普段全く聴いてません。
ただ、今までの自分達のイメージに囚われないでこのアルバムを出してきた所はもっと評価されてもいいと思う。

(★:1点,☆:0.5点の計3点満点。tr.5は星評価なし。)

15th.17-19 : 名無しのエリー2007.06.03.

1.敗者の刑★★★★★

重厚なムードながら、音を絞るところは絞りきったメリハリのある展開。
初っ端からベースの和音が重い。フレーズはハードだが音は硬質すぎないギターが独特の湿り気を出している。
技術的には高いとはいえないボーカルは、曲の芯というより最後に味付けとして乗る存在といった印象。
抜群の構成力と技術で聴かせる曲。

2.ハロー★★★★★

メロディがあっさりしているのが逆に演奏の注目度を引き上げる効果になっているような。
導入のベースはラインとしてはありきたりだが、音符の長さへの意識の高さに他のベーシストとの差を感じる。
間奏のベースもコード感がある気持ち良いプレイ。
サビのドラムは、基本パターンではスネアのタイミングを引きつけ気味にしたドッシリしたプレイだが、
フィルでは全般的に前のめり気味なので、そこで押し出されるような加速感がある。
アイデアに目新しさはないが、演奏の質は高い。

3.美しい名前★★★★

音数を絞るところはキッパリ絞る潔さはこのバンドの武器。静寂を必要な音符(というか休符)として認識させてくれるイントロは見事。
サビ前のギターのフレーズでの、痛みの伝わる音作りもナイス。
演奏の描写力が高いので、詞に依存しすぎずに色々な感じ方を楽しめる曲。

4.舞姫★★★★

へヴィなギターリフから、サビ前のキメを合図に3拍子へ。
静まり返るDメロでは拍子木も登場し、曇った心理を描写した和音ベースをバックに感傷的なギターソロへ。
ラストのサビはマンドリンのトレモロも登場し、アウトロは北欧メタルなギターソロで締め。
歌は結構どうでもいい存在かも。

5.フリージア★★★★★

悲壮なアルペジオと6/8を4小節ごとに織り込んだ変則的な拍子が重苦しいムードを醸し出している曲。
サビの「君を探してた」の部分でベースが時折聴かせる裏メロのラインが秀逸。一定の周期で波のように押し寄せるスネア連打も効果的。
しかも全般的には前のめり気味の連打だが、ラストのサビ前の「生きながら腐るだろう」のフレーズの部分では
やや後ろに構えた連打も聴かせるという叩き分けっぷり。上手い。

6.航海★★★★★

ハイトーンの歯切れの良いベースと、バスドラとスネアの音の配置を逆にしたような独特のリズムパターンのドラムが印象的なイントロ。
そこから正統派HRな堂々としたギターが派手に入る大きな展開へ。
さらに錆びついて軋みをあげているような独特の音使いが想像を膨らませるギターソロ。
メロディは平凡だが、ロックなアイデアで埋め尽くされた演奏に聴き応えのある曲。

7.虹の彼方へ★★★

歌謡曲チックなマイナー調ロック。何とも古臭いメロディとギターのカッティングには妙な味がある。
ベースもコテコテながらキッチリ上手いリズミカルなプレイ。
何より美メロだろ、という人にはウケなさそう。フラワーカンパニーズ好きなら。

8.シアター★★★★

爽やかな曲調に乗せて「世界のどこかで戦争が起こってても僕は知らないよ」といった内容を歌う異色曲。
反戦歌を歌えるほどキレイな人間じゃないけど、全く触れずにスルーは出来ない、
だからありのままの汚れた自分を歌おう、という自然な自己表現をした曲か。自虐的に反面教師を演じている?
後ろめたさを表すように、少しだけ濁らせたギターの音が印象的。
終盤のサビの「想像の羽根を広げて」の部分でのリズム体のリアクションもバッチリ。

9.負うべき傷★★★

アルバム全体を覆うイメージにもれず、重苦しいイントロで入る。
アルペジオとスラップの相性は意外に良く、ドラムも両者をうまく繋いでいる。スケール内を幅広く動き回る終盤のベースがナイス。
ボーカルが軽く、メロディもどうでもいい出来なので、歌の聴き所は歌詞が曲に与えるイメージくらいか。

10.声★★★

ダサカッコイイ路線の歌謡ロック。余すところなく今更感が漂う男臭い曲。
ベースも上手いんだが、似たプレイが多いのでそろそろ飽きが。メロディに魅力がないとやはり厳しいか。

11.理想★★

一昔前のv系(というかアインスフィア)ノリの歌謡ロック。
演奏面で構成に凝っている訳ではなく、歌を芯にしている曲なので、
いくら演奏技術が高くてもやはりメロディとボーカルの貧相さが際立ってしまう。

12.枝★★★

軽やかなリズム体とアルペジオがスピッツ的なAメロから、徐々にラルク的な重苦しいロックに変貌していく曲。
Aメロ全般で鳴っているテンション音が曲に統一感を与えている。
ストレートなメッセージが込められた曲だが、その中で「枝」という言葉を曲名に選んだセンスは良いのでは。

総評.★★★★

彼らのアルバムを聴くのは初めてなので、彼ら本来の魅力がそうなのかは知らないが、
個人的な印象としては今作はリズム体の高い演奏技術とギターの優れた音作りのセンスが様々なイメージを与えてくれる作品。
センスの目新しさはないが(特にメロディ)、センス頼みの一部の洋バンドよりずっと技術が高いので、個人的には楽しんで聴けた。
ボーカルが蚊帳の外気味に感じたが、メロディ重視の自分でも引き込まれるほど演奏に魅力があるのでロック好きなら手堅く聴けるのでは。
しかし歌単体での描写力は知れているので、曲=歌を基本に音楽を聴く人にとっては水準以下の出来かも。
歌を聴きすぎないほうが楽しめる、というのが正直な感想。
メロディだけ良い、というアーティストが好きな人にとっては用なし。

(★5個が満点。)

20th.37-39 : 名無しのエリー2008.11.08.

1.世界を撃て★★★☆

終盤までひたすらに激しく響き渡るギターと山田のがなりで始まる非常に爽快感のある1曲。
5th6thがなんだったのかという位に叫んでます。

2.フロイデ★★★☆

一曲目の勢いを殺さず、むしろ激しさを増して突き進んでいく2曲目。サビの「オーオオーオオーオーオー!!」が気持ち良い。
ベースのフレーズがとにかく唖然としてしまう位に暴走してます。

3.覚醒★★☆

16thシングル。
シングルとしてリリースされた時の酷評が嘘のように、このアルバムではしっかりと役割を果たしていて驚いた。
ただ今回の中だとそれでも印象が弱くなっている気はしないでもない。

4.さざめくハイウェイ★★★☆

ベース自重と言いたくなるほど低音がドンドンと胸を打ってくる。
抑えて、抑えて、抑えて…サビで爆発っていう曲構成。

5.鏡★★★

山田作詞の切ない曲。映画のエンディングロールが頭に浮かぶ、ゆったりとしたテンポ。
「傷だらけの男の子、ママの手を握る女の子」という歌詞が秀逸。

6.白夜★★★★

これは正直、やられた。としか言いようがない。初期の「カラス」や「アカイヤミ」等に通じる狂気性と変態性を併せ持つ一曲。
ベースとこれでもかって位に艶のある山田の歌声がエロさを引き立たせていてもうww
本当にそのままの意味でのオナニーソング

7.蛍★★★

このアルバムのクライマックスを感じさせるイントロから始まるナンバー。赤眼の路上が更に磨き上げられた印象を感じる。
このアルバム内では最も泥臭さを感じたかな。

8.グラディエーター★★☆

前後の流れから見てしまうと少々印象の薄い曲。ただ旅人程の薄さは感じない。
このミドルテンポな流れから再び流れを戻すべく組み込まれたのだろうけれど…うーん…。
十分力強さは感じるけれど、もう一捻り欲しかったと思う曲。

9.人間★★★★★

星五個を付けるのはどうかと思ったんだけど、マイナス点が見つからないんだ…すまない…。
ひたすらに黒くネガティブな栄純の歌詞を哀しげに歌い上げる山田。
「人間はカナシイ、人間はハカナイ、人間はミニクイ、人間はキレイダナ」
バクホンに「おかえり」と言いたくなる原点回帰とでもいうかのような一曲。

10.罠★★★

15thシングル。某タイアップによって賛否両論のあった1曲。
歌詞といい曲の構成といい気持ちが良く、またいい具合に栄純節が炸裂していて面白いです。
覚醒とは違って「最後までやりきってやるさ」とでも言うかのように存在感を出してます。

11.生まれゆく光★★★★☆

アルバムのラストの曲は外れがないというジンクスは顕在。
「何を話そう」から始まる静かで聴かせる事を重視した、締めくくりに相応しい一曲。
疾走系のナンバーとはまた違った意味での「気持よさ」を感じる事ができた。
人間から生まれゆくまでの流れは本当に秀逸。

総評.★★★★

インディ/1st/2ndは初期。3rd/4thは中期。5th/6thは後期と呼ばれたTHE BACK HORNの新時代とでもいうべき7thアルバム。
この十年間で学んできたものを全て詰め込み、そして原点へと戻った一枚で、完成度も非常に高く「まだまだやれるぜ」と言われた気がした。
とにかくバラエティに富みながらも方向性は一貫しており、山田のがなりも復活しているため懐かしさ+新鮮さを感じ、
またマツドラムの引き出しが増え、岡峰ベースが以前よりも自己主張をするようになったことで演奏隊の能力も非常に成長を見せている。
是非とも一度聴いてみてほしい一枚でした。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

26th.431-434 : 名無しのエリー2012.04.22.

1.雷電★★★★

1曲目から混沌とした曲。
前作パルスの1曲目の「世界を撃て」のような曲が好きだったためなかなか聞かず嫌いしていたが、聞くほどクセになるいわゆるスルメ曲。
アジカンの「新世紀のラブソング」と立ち位置が似ている。

2.ラフレシア★★★★

AメロBメロで溜めてサビで爆発というわかりやすい曲。
THE BACK HORNのほとんどのアルバムの2曲目はだいたいが勢い任せのこのパターン。
だがそこがいい。

3.戦う君よ★★★★★

シングル曲。イントロからテンションが上がる。
大サビがこの曲の醍醐味でこれがなければここまで高評価を付けなかったと思う。
PVもなかなかぶっ飛んでいて良い。

4.再生★★☆

地味であまり印象に残りそうにないかな…と思ったら途中でガラっと変わる。
中盤で暴れたのは良かったが最後に落ち着いてしまったのがもったいないと感じる。

5.羽衣★★★☆

ここまでは勢いで来たので少し落ち着いた曲。
ベースがなかなか秀逸。終始うねうねしている。

6.海岸線★★★★☆

これまたベースが秀逸な曲。
やたら狂気や暴走などといった言葉がこのバンドには使われているが、5曲目やこのような曲が書けるのもこのバンドの強みだとつくづく思う。

7.ペルソナ★★★★★

ここに来て勢いが復活。やはり真骨頂はこのような曲にある。
「商業主義の地獄行き」というフレーズはかなり頭に残る。山田も良い歌詞書くね。
「再生」とは違い最後まで勢いが落ちなかったのも高評価。

8.太陽の仕業★★★☆

前曲からの勢いそのままに来る曲。無理やり詰め込んだ歌詞もなかなか良い。

9.閉ざされた世界★★★☆

シングル曲。前作の「罠」同様タイアップでいろいろ話題になった。
歌詞は救いようが無い暗さ。鬱な路線の曲は少ないながらもこのアルバムに残されていることがわかる1曲。

10.汚れなき涙★★★★

引き続き陰鬱な印象のある1曲。メロディーは綺麗だが歌詞からは無力感を感じる。
しかし希望も残されていることが伝わってくる。
「え?これがラストじゃないの?」と聞いている側は思わされる。

11.パレード★★★★★

ここ2曲の混沌とした流れを一気に断ち切る曲。まさしく大どんでん返し。
THE BACK HORNのアルバムのラストは名曲というジンクスは相変わらずである。
印象は4thアルバム「ヘッドフォンチルドレン」のラスト「奇跡」を大幅にレベルアップさせたような感じ。
アルバムのラストはしんみりとした曲よりもアジカンの「新しい世界」のような曲のほうが好きなので
この曲を最後に持ってきたのは大正解だと思う。

総評.★★★★☆

発売当時本スレにて微妙な評判だった8thアルバム。
一通り聞いた後の爽快感、解放感は尋常ではない。
個人的には前作のパルスは超えており、THE BACK HORNの中でもトップクラスの出来ではないかと思っている。
ちなみにアサイラムというのは「聖域、一時的な避難場所」という意味らしく、
リーダーの松田は「このアルバムが聞いている人の拠り所になってほしい」という意味を込めたようで、
断じて某大手B級映画製作会社からとったわけではないらしい。
あとちょくちょくアジカンを引き合いに出しましたがアジカンも好きです。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

28th.127-130 : 名無しのエリー2016.05.15.

1.暗闇でダンスを★★★☆

初聴時は初っ端の「オーマイソー キョーマイソー」で困惑。
近年の人気的に陰りが差している彼らのバックグラウンドありきの歌詞なので若干反則感はあるのだが、
それでももう一度一花咲かせようという腹をくくったような意思が見られるのにはグッと来る。

2.ダストデビル★★★

若干メタルチックなギターエフェクトが特徴なアルバム2曲目。
演奏的にはアルバム2曲目の盛り上げる役割は果たしているのだが、
歌詞は何に怒り荒ぶっているのか、何が蠢いているのかが掴めず、身につまされる感が無いのでいまいち好きになれない。

3.その先へ★★★☆

シングル曲であり、アルバムの核となる曲。
前作のバトルイマを力強さはそのままに演奏をブラッシュアップしたような曲で、より万人受けしそうな曲になっている。

4.tonight★★☆

大雑把に言うと「君が応援してくれた過去があるから今頑張れる」という曲。
疾走感と爽やかさが共存した演奏は良いのだが、歌詞はありきたりさが否めず。
バックホーンに求めるのはこれじゃない感がある。

5.コンクリートに咲いた花★★★

ここまでが気を張るような曲が多かった中で、いい羽休め的な曲になっている。
地味なので初聴では印象に残りにくいが、一休みしてからまた歩き出そうと思える良曲。

6.記憶列車★★★

2番以降のギターアレンジが良アレンジだと思う。
あとドラムの抑揚が感情の揺れ動きを表現しているようで、地味ながらいい仕事をしている。

7.胡散

現代批判をしたいのかもしれないが、抽象的すぎて何が言いたいのか分からない。無理のある語呂合わせも寒いし…。
岡峰は夜空や虹の彼方へのような等身大の心象を描いた歌詞の方が合っているのでは。

8.魂のアリバイ★★★★☆

久々に素直にいい!と思える曲。
Bメロの声や刃のような和を連想させるメロディラインにシンプルながらストレートな歌詞。
演奏を進化させてセルフ~パルス期の頃に回帰したような曲で、今後のライブアンセムになりそう。

9.悪人★★★★

万人受けとは真逆のバックホーン独自の世界観を煮詰めたような曲で、特にCメロは好き嫌いが非常に分かれそうである。
しかしこれをシングルカットしたのは、恐らくこのようなバックホーン独自路線の曲をまだ作ろうという意思表明もあるのだろう。
近年バックホーンを離れた人に是非聞いて欲しい曲。

10.シュプヒレコールの片隅で★★

最後のコーラスには夕焼けマーチのような狂気を少し感じられて良かった。

11.君を守る★☆

「ステイ・ウィズ・ミー いつまでも」はさすがに陳腐すぎやしないですかね…。

12.カナリア★★★

00年代前半ごろの青春パンクを連想させるメロディ。
M3で「共にゆこう」と歌い、M12では「友よ また会う日まで」に繋がる流れが綺麗。
しかし同じ山田歌詞でアルバム的に似た役割の、8thアルバムのラスト曲であるパレードと比べると、歌詞の密度が薄いように思えてしまう。

総評.★★★☆

THE BACK HORN11枚目のアルバム。
本人たちは「バックホーンらしさを追求した」と謳っているが、
若い頃のような初期衝動のままに歌ったような曲群ではなく、どちらかと言えばパルス期の路線への回帰だと思う。
歌詞は昔は頻出だった1フレーズ聞いただけで衝撃を受けるようなものや身につまされるものが少なくなっているのが非常に苦しい。
昔はGt.菅波の書く歌詞には怒りや衝動を伴ったストレートなものが多く、それがバックホーンらしさとして評価されてきたと思うが、
近年はその熱量が薄れてきたのかそのような曲数が少なくなり代わりに趣向を凝らした歌詞が多くなっている。
メッセージや物語性を考えて作詞しているのは分かるのだが、それが曲の良さに繋がっているかと言うと少々厳しく、
どちらかと言えばネタに困っている故に試行錯誤しているという印象を受けてしまう。
また、昔菅波が書いていたような曲はVo.山田やBa.岡峰が積極的に作るようになったものの、
言葉選びが良くてより感情移入できるのは昔の菅波の歌詞の方であり、
それと比べるとどうしてもアルバムの中心に据えられるようなレベルには達していないと感じざるを得ない。
声辺りからリード曲のテーマは「リスナーを応援する」「自分の気持ちを奮い立たせる」のようなテーマの曲ばかりで
あまり変化がないのも厳しいところ。
演奏はアルバムを出すごとにブラッシュアップされており、以前にも増して多彩な表現ができるようになってきたと思う
(特にM6の哀愁が籠もったドラム)。
色々書いてきたが、シングル曲が実質3曲あり(M3,M8,M9)、M2,M4あたりも人によっては好評のようなので、
近年の中では比較的高評価なアルバムになりそう。
パルス前後にファンになりその後離れた人にとっては、戻ってくるきっかけになり得る1枚としてお勧め。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)