* アーティスト名 : るいんずはとば

15th.403-405 : 名無しのエリー2007.08.09.

1.Trans Europe express★★★

Kraftwerkの『ヨーロッパ特急』のカバーだが、原型はほとんんど残っていない。
はやめのテンポでひたすら騒がしいアレンジはさながら暴走特急。
アルバムの中ではかなりキャッチー。ちょっとBoredomsっぽい。

2.Nishiyamakun★★

自己紹介を兼ねたインプロ。
Ruinsは無国籍語が基本であるため、歌詞のセンスはアルバムを通してほとんど想い出波止場な感じ。

3.FTVR★★

牧歌的で呑気なボーカル曲をしている一方で、やたら硬質的でハードな演奏も同時に繰り広げられているカオスな曲。
二種類の曲を噛み合せる気がまったく感じられないのがらしいと言えばらしい。

4.DNA★★★★

ミニマルしてる。ミニマルいいね。ギターがサイケ。

5.Sex machine(right side) / Lark's tongues in aspic part2(left side)★★

タイトルそのままに、James Boawnの『セックス・マシーン』とKing crimsonの『太陽と戦慄 part2』を同時演奏してるだけ。
ある意味潔い。ゲロッパ!

6.JOE ~Joe no komoriuta~Sazae-san~Amagigoe★★

明日のジョーのED(たぶん)のパロから始まり、お魚くわえたドラ猫を経て、天城越えの流れ。つまりタイトルそのまま。
途中のインスト部分がやけにかっこいい。

7.Relayer★★★

最初はフリージャズ色が強いが、徐々にアヴァン混じりのロックといった風に変化していく。
後半のスキャット~ドラムソロの部分はかなりRuins(というか吉田達也)色が強い。

8.WA★★★

歌詞はワワワのみ。
微妙にケチャ入ってたり途中で変なSE突っ込んでたりとってもコミカル。

9.DSF★★

序盤はミドルテンポでふわふわしたサイケ風ギターソロでゆったりと。半分過ぎたあたりで突発的にみんな暴走しはじめる。
前半はいいが後半つまらん。

10.Love★★★★

ブチブチと不自然に細切れにされた音を素材に、それらを組み合わせて曲にしている。
この曲がラストだと結構しっくりくるんだが。

11.Close to the edge★★★★

Yesの『危機』のカバーで、タイトルでもろパロってたりとこのアルバムの目玉。
なんだけど、即興度の高いアルバムのラストに、即興性皆無のYesの曲が再現率高めで入っていても全体の流れとしては違和感が強い。
キーボードソロを頑張ってギターで再現してたり、ジョン・アンダーソンに声色近づけようとしてたりと、
それなりに聴き所もあるし曲自体は普通に良い。カバーだしね。
リズム隊がRuinsなせいもあってかなりアグレッシブ。

総評.★★★

ルインズ + 想い出波止場 = ルインズ波止場な、バンドというよりは突発的なプロジェクト。
その場の思いつきでとりあえずやってみましたという感じの曲が多く、即興性、実験性に関しては元の二つのバンドよりも強め。
しかし、どちらもアヴァン系ながら硬質的でシリアスなRuinsと
シュールさやバカバカしさを売りにする想い出波止場では方向性がかなり違うため、
互いの持ち味をうまく引き出せていない感じはする。
正直Ruinsや想い出波止場以下ではないが、それ以上でもない。

(★5個が満点。)