* アーティスト名 : わん・おくろっく

25th.611-614 : 名無しのエリー2011.10.30.

1.Coda

2.LOST AND FOUND(2曲セットで★★★★☆)

1曲目はインスト。
だが2曲目を目立たせるために生音を一切使っていないというコンセプトのため、二曲で1セットの扱いとさせていただく。
さて、1曲で期待させて2曲目は見事なまでのスクリーモである。
しっかりと泣き濡れたメロディラインと歌声を披露しつつ
日本のメジャーアーティストとしては珍しいくらいしっかりしたスクリーモを聴かせている。
こういう風にスポット的に出てくると耳を引くなぁ。

3.アンサイズニア★★★

5thシングル。
シングル音源は未聴だが、泣き濡れたメロディラインはすごくよく、若干ポップながらもメタルの質感も兼ね備えている良質な音であり、
それがすごくいい味を出しているように思える。特にサビの爆発力は中々。
メロディラインこそ日本人好みだが、よくここまで海外エモの味に出来たと思う。

4.NO SCARED★★★★

両A面シングルとなた6thシングルの2曲目。
PSP用ゲーム「ブラック★ロックシューター THE GAME」の主題歌だが、確かにこれは洋楽といわれても納得できる出来だw
アプローチがモロに海外エモバンドだもんw
効果的にスクリームを織り交ぜているのがこれがまた「わかってるな」と思えるアレンジで、
かなりまとまったサウンドになっているのではないだろうか。

5.C.h.a.o.s.m.y.t.h.★★★☆

メンバー全員で作った楽曲。
普通にアンプラグドでも問題無さそうなメロディラインだがしっかりと湿り気を秘めており、このバンドらしいサウンドになってるかなと思う。
タイトルからして実はカオティックコアに突っ走るのかと妄想したのはここだけの秘密。
(調べたらtakaのご友人のお名前をアナグラムにしただけだそうで)
多分、Funeral For A Friendが好きな人にはたまらない曲ではないかと。

6.Mr.現代Speaker★★★★

次はどこかへと旅立つ友人を送り出すかのようなアプローチ。
takaのヴォーカルが特にそうで、本当に遠くにいる人へ向かって歌っているように聞こえる。
こういう曲こそエモと呼ぶにふさわしいんじゃないかと、個人的に思う。

7.世間知らずの宇宙飛行士★★☆

珍しくシンセベースっぽいギターの鳴らし方をしてるな。音もどこかニューウェーブとかサイケデリックロックみたいな感覚に似ている。
多分、バンドとしては初の試みだろうなと思ったらその通りだった。
実験的な曲は歓迎だがちょっと評価しにくい。

8.Re:make★★★☆

両A面シングルとなた6thシングルの1曲目。音数をシンプルにした分、深みのあるミックスにしたような気がする。
ストレートなサウンドになっているのでノリを重視する人に向いているのではないだろうか。

9.Pierce★★★

珍しくピアノを用いたバラード。
バンドらしい濡れ具合が心地よい曲となっており、この曲でようやく後半かなと思える。

10.Let's take it someday★★★

珍しくストレートでブルージーなロック。takaの声質で忘れそうになるけどw
かといってそれほど荒々しいミックスはしておらずなんというか、大理石のような石が転がり落ちてくるような感じといえばいいだろうか。
こういうタイプはすごく珍しいな。ただ、ちょっとtakaに合うのはもう少し後かな。

11.キミシダイ列車★★★

ラストはポップなエモ。多分、普通の人にはこっちが聴きやすいんじゃないだろうか。
普通のロックバンドなら「おおっ、かっけぇ!!」と思うのだが、takaの声質(歌い方)のせいか素直にそう思えないのが悲しいところ。
もう、すっかりエモい歌い方が染み付いたんだな。

総評.★★★☆

ONE OK ROCKにとっては5枚目となる、現体制初のアルバム。
こうして聴くと本当にエモだとわかる声と音質だなと思うのだが、やっぱりポップなメロディが足を引っ張っているように思えてしまう。
というのも、takaの声質がモノの見事にエモ声だからだろう。
このタイプの声は泣きのメロディに強い反面、ポップな曲がうたいにくいという弱点を内包しており、
今後、ポップな曲を作るとなればメロディラインや音選びに十分注意する必要があるだろう。
とはいえ、彼らの場合は十分に本格的なエモやスクリーモだけでやっていける実力があるんで
スパイス程度に作るくらいで十分ではないだろうか。それを再認識できるアルバムかな。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)