* アーティスト名 : らぶ・そるふぇーじゅ

21st.514-516 : 名無しのエリー2009.07.02.

1.La Fatalite★★★★☆

しょっぱなから11分の大作。シリアスな雰囲気の短調曲。
「組曲風クラシック+メタル」らしいですが重いギターなどは無くメタル色は薄いです。
イントロからクラシカルなフレーズを弾き倒すギターソロはなんと1分間休符一切無しのオール3連符。
楽器は他にも弦・管・チェンバロ・ティンパニ・シンセ・ドラムなど満載で、
しかもこれらの楽器がBPM160の速さで11分間にわたってそれぞれ3連符を連発しまくるので、
終始異様な一体感と異様なテンションでもって曲が展開していく。
組曲らしく歌メロ含め展開が目まぐるしく変わるが、その全てが超キャッチー。所々に変拍子もあり。
長めの間奏が若干ダレるのと、作曲者のルーツがクラシックなためドラムが少しショボイけど、
それ以外はほとんど隙の無いまさに名曲。

2.amity★★☆

エンヤみたいな壮大系クラシック+民謡調曲。三拍子。
ストリングスは打ち込みだけどかなり良いソフトを使用しているらしくチープさは無い。
ちなみにlove solfegeは女ボーカルが5人くらいいて、この曲を歌うのはロシア人。けど歌詞は英語。

3.sweet liar★★★

倉木麻衣が昔やってたような一昔前のR&B曲。
そんなR&B的なオーケストラヒットやシンセの中にやっぱりクラシックピアノをぶち込むんだけど
それがまたかっこいい(曲自体は古臭くてダサいけど)。

4.stratospheric melody★★★

ピアノのインスト。この曲含め、ピアノは全て作曲者による生演奏(あとギターも生)。
これがBPM200で16分音符連発の速弾きでかなりうまい。しかもプログレっぽく展開しててマジで上原ひろみみたい。

5.forget-me-not★★☆

普通にエンヤ的クラシック。と思いきや1分過ぎた途端テクノに。なんじゃこりゃ。
更に1分後再びアンビエントに戻る。でまた1分後テクノ。そして最後に両パートが混ざる。ここがかなり鳥肌。
ちなみに例のロシア人が今度はロシア語で歌ってる。

6.Due destini★★★★

ガチのクラシックオペラにR&B的リズム(ズン、タン、ズンズンタンみたいなあれ)をそのままぶち込んだ曲。こんな曲初めて聴いた。
楽器はその打ち込みリズムとピアノのみだけど、
メロディは綺麗かつキャッチーでバックのピアノも16分音符中心でかなり乱舞していて全体的にすげーかっこいい。
ソプラノなボーカルはイタリア語で巻き舌とかも多用していてかなり本格的な感じ。

7.noblesse oblige★★☆

今度は壮大系クラシックにトランスを混ぜた曲。基本的に5拍子で所々に6拍子が入る。間奏では10/16拍子に。
ちなみに他のアルバムでは13/16拍子、5/8拍子、15/16拍子を混ぜ込んだ曲とかもある。
何が凄いってそれで曲は普通にポップにできてること。

8.おかえりビーグル ★★☆

バラード。普通に良い曲なんだけど、今までの曲を聴いてきた後だと普通すぎて印象に残らないかわいそうな曲。

総評.★★★☆

クラシックをベースに様々な音楽を容赦なくぶち込んで融合しているようなしていないような曲を作る自主制作サークル。
他のアルバムではもっとポップ寄りだったり、ダンスミュージック寄りだったり、
同じクラシックでもこじんまりしたバロック音楽寄りだったりするんだけど、
本アルバムはエンヤとかサラブライトマンみたいな壮大な感じのクラシックな曲が多い。
よくある「ストリングスとか使ってるからクラシックっぽい」とかではなく、メロディの締め方とかがガチで上品でクラシック的。
その格調高さとポップさの加減がかなり絶妙。
プロの作曲家が趣味(?)でやってるサークルなのでクオリティもそこそこ。
曲の当たり外れが激しいサークルで意外に地味な曲も多いけど、
#01と#06はホントに良いので、個人的にはこの2曲だけでも一度聴いてみてほしいです。
ちなみに通販orダウンロード販売で買えます。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。サイトURLは省略しました。)