* アーティスト名 : らいとにんぐ

27th.230-234 : 名無しのエリー2013.02.24.

1.Advent★★★

ザクザクと刻まれるリフにアニソンチックな泣きのギターが映えるインスト。

2.JUSTICE STRIKE★★★★

アルバムリード曲。PVは相変わらずだったりする。序盤からクセの強いシャウトが炸裂するメロパワ。
メロディラインがややアニソンっぽいがバッキングとヴォーカルのおかげで上手い具合に渋みが出ており、
単なる熱血メタルにしていない工夫が施されている。
肝心のギターソロもIRON-CHINO氏らしくメロディアスながらも泣きまくっている。
「コレが漢のメタルじゃあ!!」と言わんがばかりの泣きまくりの、渋メタルなので、
北欧メロスピに飽きている人にはちょうど良いのではないだろうか。

3.Soldier Force★★★★

いやぁ、このバンドのベースと勇舞氏の歌声がここまで合うとは…。
メロディもアニソンというよりは渋めのインストみたいでこれが勇舞氏の歌声をものすごく引き立てているあたり、いい仕事をしている。
本当にこのバンドメンバーだからこそ出来る佳曲ではないだろうか。
もし、PV作るならナイスミドルのオヤジを主役にしてほしい。イヤ、マジで。
終盤のはいトーンへの展開も静かに熱い!!

4.Far Away★★★

例の東北沖地震へのエール曲として製作されたという楽曲。
あの頃の輝きを臨んでなのか、比較的キラキラしたシンセを使っており、
曲もどこかノスタルジックなメロディなのは、あの頃を糧に生きろという事だろう。
勿論、ギターソロもしっかりと聴かせつつもキャッチーなのが心憎い。
ミドルながらもドッシリしすぎていないのもいいな。

5.Ride On The Wind★★★

まさかネオクラと融合してくるとは予想外だった。
コレが前ボーカルのロバート氏ならすごく絵になっただろうが、勇舞氏の場合は申し訳ないが、ちょっと合わないかな…。
だが、チェンバロとギターとの絡みがたまらない。その後のドラマティックな展開も趣があって良し。

6.Destiny Destination★★★★★

このバンドがアコーディオン使ってくるとは…。
しかもこんなにもドラマティックな展開をされたら濡れるしかないじゃないか!
ハイライトとしてもすごく美味しく、しかもキャッチー。それならこれ、シングルカットしてもよかったんじゃ…。
うん、展開的にも一般受けしそうだからシングルカットしろよw

7.End Of The World★★★★

珍しくスラッシーな展開のナンバー。美メロだけでなく、荒々しい展開も交えてきたか…!!
メインフレーズも美メロといえば美メロだがワイルドな香りがする。
ギターソロになると一転してメロウな音世界がロマンチックに輝き、その後に熱いギターバトルに発展する様は絵になる。
けど、この展開は勇舞だからこそ出来た展開だろうな。ロバートがボーカルだった頃じゃ難しかっただろう。

8.Sign Of The Metal★★★★

ドラム担当であるGIGA THRASHERのすごさがよくわかる曲。
安定して、しかも空気を壊すことなくドコドコ鳴らすとは…すごいなさすがハゲすごい。
ヴォーカルパートは結構渋い感じのメロディなんだが、ギターがエラく泣いている。マーティかってくらいに泣いている。
ソロに関してはやっぱり一味違うなぁ。

9.The Faith (Of Steel)★★★★

冒頭で無骨なリフを見せつけながらもキャッチーで泣かせるギターと渋くも熱く暴れまわるヴォーカルという、変なギャップが堪能できる曲。
あれ? 普通…メタルってどっちもクサかったりキャッチーだったりするんだが…。
途中から慟哭のギターソロとピアノによる共演が聴け、コレがまたクサくてよい。

10.Save The Truth★★★★★

そして、ココにきて正統派パワーメタルのお出ましである。
前半で見せたギターとヴォーカルの絡みが中々の絶品だが、それ以上にリズム隊がよい。
彼らがタイトな音を出し続けているおかげで、この曲の味がしっかりと引き締まったものに導いている。
唯一の欠点は短いこと。もっと長くてもよかったと思うぞ。
まぁ、ラストの天を仰ぐかのようなツインギターがよかったからいいか。

11.Declining For Beginning★★★★

本編のアウトロ。アコギによる哀愁ナンバー。
コレが結構優しくも渋みがあってかっこいい。アウトロでもしっかり作ればちゃんと聞ける好例。
長いバージョン、お待ちしております。

12.夢色チェイサー★★★★

アニメ『機甲戦記ドラグナー』のオープニングテーマである、鮎川麻弥の曲をカバー。これが今回のボーナストラックである。
ちょっとポップなシンセを交えつつ、HRっぽさも感じることが出来るアレンジであり、
力強い女性ヴォーカルを渋めのハスキーボイスにすり替え、なおかつパワーメタルのカラーをぶちまけたら…熱すぎるわ!!w
しかもギターもいつになく慟哭しまくっているため、クサさが2倍に!
ロボットモノとしては正しいが、炎が土を巻き込んでマグマにするほど熱く、エネルギッシュな楽曲にされたらたまらんわい。

総評.★★★★☆

日本国最後のトゥルーメタル志士を自称するメタルバンド、LIGHTNINGメジャー3枚目のフルアルバム。
このアルバムからAVALONへ移籍し、ヴォーカルもロバート・ウォーターマンから勇舞へとメンバーチェンジ。
これが中々どうして、バンドに合う歌声の持ち主で、曲に熱さと渋み、両方を持たせることに成功しているのが大きい。
技術は言うまでもないが、音も良く、正統派メタルとして大いに評価できる。
楽曲も完成度が高く、このままテンポを落としても十分に聴けるものばかり。これぞ、本来目指すべき音楽なのではないだろうか?
もし、男性ヴォーカルの正統派メタルを聴きたいならまず勧めていい。
演奏陣も屍忌蛇の弟子をはじめ、安定している人しかいないのも強みだしな。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)