* コンピレーション : そんぐ・ねーしょん

20th.45-48 : 名無しのエリー2008.11.09.

1.a song is born(浜崎あゆみ&KEIKO)★★★★

綺麗なメロディーの壮大なバラード。
KEIKOのドスの利いた姐御声とあゆの澄んだ声(KEIKOと比較するとそう言わざるを得ない)が、無理矢理融合している。
綺麗なメロディーラインがどうでも良いくらい、とにかく二人のぶつかりあいが凄い・・・。
かつてあゆはつんく♂ともデュエットしていたが、あれと並ぶインパクト。

2.the meaning of peace(BoA&倖田來未)★★★

いまや二人ともavexの大スターだが、当時は新人。今考えると凄まじいコラボだなぁ、これ。
曲自体はいわゆる小室サウンドの王道ってな感じで普通。
しかしとっくに売れ線を放棄していたはずの彼が再びこの手の曲を作ったこと自体は結構意味があると思う。
ちなみに、二人のハーモニーは最初違和感があったものの、結構いい感じ。
二人それぞれのソロverを聴くと尚更そう思う。

3.lovin' It(安室奈美恵&VERBAL)★★★☆

冒頭こそ小室R&Bの新たな傑作誕生を予感させるものの、結局サビでキーが高くなっていつもの小室節・・・となってしまう曲。
だが決して悪くはないし、トラックは結構カッコいい。

4.in case of me(持田香織)★★★☆

ELTのもっちー×小室というレアな組み合わせ。宇宙を思わせるスペーシーなサウンドにのせて、ボーカルが元気に弾ける。
正直、この頃から声はやばくなってきているのだが、肝心のサビではコーラスを重ねまくっているのでほぼ問題なく聴ける。

5.Again(伴都美子)★★★

これまた珍しい組み合わせ。DAIの伴さんですね。楽曲のほうは、わりとスルメなミディアムナンバー。
小室曲はサビがドカーンとくるイメージが強いけど、この曲はそんなことはなくて自然なメロディーラインで聴かせてくれる。
そしてこの手のメロディーは彼女にとても合うのだ。

6.My Planet(hitomi)★★★

元・自称「小室ファミリーの異端児」が久しぶりに小室氏とコラボ。
小室プロデュースのアルバムにおいて小室をディスったような詞を書いていた彼女がまた小室と組むなんて・・・信じられん。
それだけこのプロジェクトに本気で賛同しているのだろう。
曲自体は普通のミディアムバラード。ちょっとシリアスなメロディーと温かいメロディーが交差。
それにしてもhitomiは随分歌上手くなったなぁ。今でも上手くないけどw。
要は『CANDY GIRL』の頃がいかに下手だったかってことか。

7.DO OVER AGAIN(HΛLNA)★★

HΛLのヴォーカル。なんかmisonoを普通にしたような声だ(ファンの方、すみません)。
ループ感が気持ちいい。

8.One Nation(TRF)★★☆

小室離れ以降の売り上げ不振ゆえか事実上飼い殺し状態だった彼らではあったが、avexは彼らを功労者として、きちんとした待遇を与えていた。
2005年の謎の大復活&フィーバーなんてまさにその例である。で、ここにもキチンと参加させている。
しかも当然元プロデューサーとのコラボであるわけだから、曲自体はglobe『genesis of next』のような歌モノトランス。
正直特筆することはないが、間奏でのYU-KIのシャウト(?)は凄い。

9.GET INTO YOU SUDDENLY(BALANCe)★★★☆

BALANCeって誰?って感じなんだけど、どうやらR&B系の女性三人グループだそうだ。
そして楽曲のほうもこれが良くできた小室流売れ線R&B。

10.Lights brought the future(KEIKO)★★

曲は良いが、KEIKOのヴォーカルが不安定なのが少々辛い。
もちろんそれが彼女の魅力でもあるのだが、せめてバラードくらい・・・と思う。
清涼感溢れるトラックとドスの利いた太い声が対照的。

総評.★★★

2001年9月11日の同時多発テロの映像を見て「音楽なんかしている場合じゃない!」と叫んだとされる小室哲哉氏が、
収益の一部を世界の平和と子供達の為に寄付する目的でMAX松浦氏とともに立ち上げたプロジェクト。
(なぜか小室好きの人にも意外と忘れられていたりする。)
この時期の彼は、あみーごに怪曲を書いたりglobeでは趣味のトランスに走ったりと売れ線放棄でやりたい放題だった。
(逆にそこが面白かったのだが。)
しかし今回ばかりは「何としてでも絶対に売らなければならない!」と思ったのであろう、全ての楽曲がメロディアスで親しみやすい。
★2個を付けた曲などですら、充分しっかりとした出来である。小室プロデュースアルバムに必ず入っているような駄曲は一切なし。
しかし悪く言えば、何としてでも売らなくてはならないプロジェクトなので、実験的な音は一切無い。
ゆえに普通のJ-POPのアルバムに成り下がってしまっているとも言える。
でも組み合わせ自体がレアなので、聴いていて面白いのではないかとも思う。
それにしても本作の発売は2002年の1月。テロから4ヶ月ほどでの発売となる。
その短期間でこれほどの質を持つ楽曲群を生み出したというのは、相当驚くべきことだ。
ワールドカップに熱中して仕事をサボりアルバム発売を平気で遅らすような男が、である。
それを考えると最近の彼は音楽に対してやる気があるとは到底思えない。戻ってきたら、このときのような情熱を見せてほしいものだ。
どうでも良いけど、このころavexが大プッシュしていたdreamは参加していない。ちょっと意外だ。
あ、それとマーク・パンサーもw

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)