* コンピレーション : れんたるせんよういんでぃーずこんぴれーしょん

23rd.129-132 : 名無しのエリー2010.02.18.

1.LOVE+PIECE+ICECREAM!(Hazel Nuts Chocolate)★★★★★

何この萌え系。一瞬アニソン聴いちゃったかと勘違いした。先制パンチを喰らわせるオーダーできた。
「恋愛サーキュレーション」をもっとポップでキラキラしたアレンジにした感じ。
サビ前のタメなんかはDOESの曇天並かそれ以上に効果的。いや、参りました。

2.Wonderful Tangent(Misswonda)★★★☆

引き続きポップなノリ。
相対性理論のやくしまるをもっとウィスパー寄りにした声質にこの手のフワフワ系ポップは当たり。
ずっと輪郭がはっきりしない音を使いまくるが、間奏の矩形波っぽい音がアクセントになって気持ちいい。
それ以降はまた輪郭がぼやけ続けるのでやや飽きるかも。

3.believe it! (or not)(RUFUS)★★☆

ファンキーなピアノのトラックが印象的な曲。よくある例えかもしれないが、おもちゃ箱をひっくり返した感じ。
一転して男性ボーカルでかわいくなくなるので好みは分かれそう。
サビでハネ気味のリズムから直線的なリズムに移行するのが新鮮。

4.Magical 8bit Tour(YMCK)★★★★☆

説明不要のピコピコ集団。
今度は元気いっぱいなトラック。ベースとドラム隊のリズムからするとジャズっぽいものがやりたかったのかも?
例によって音数をしぼりまくってるが、1つ高速移動してるトラックの働きで薄い響きにはならないのがすごいところ。
個人的にはピンボールの世界に飛び込んだ感じ。

5.キ・ラ・メ・キ・ムーンダイバー(エイプリルズ)★★★★★

神曲だろjk…っとごめんなさい地が出た。
正直なところ何がいいのか言葉で説明できない。歌唱力も微妙なのにね。
俺がカノンコードに弱いだけ?ツインボーカルに弱いだけ?

6.Dough-Nuts Town's map(PLUS-TECH SQUEEZE BOX)★★★★

4曲目からの並びが豪華すぎやしないか? 期待を裏切らない安定したまとめぶり。
序盤のバロック→結婚行進曲の流れが凝っているし、うまく作るなぁと思った。
特にバロックパートはバッハの平均律から引用したんじゃ?と思うレベル。
後半はなんかBABY Pとかぶるような…

7.my honey dip(macdonald duck eclair)★★

Tr.2をさらに暗くしたらこうなるんじゃね?みたいな曲。
ボーカルをマイクが拾いすぎていて逆にバランス悪く聞こえる。
核はおそらくピアノだが、印象的なフレーズはないか。

8.Shine(Refely)★★

Tr.3に似た傾向の曲。こちらの方がやや古めの年代が根底にありそう。
あんまりこの手の曲はきかないから。うまくレビューできませんすみません。

9.Tilt(Plamo Million Sellers)

迷曲。超上級者向け。聞き切るだけでもなかなかの精神力だと思います。
これ以上の迷曲を未だ知りません。残念ながらたまとか想い出波止場とか聴いてませんけど。
ロシア民謡みたいな謎のフレーズをアコーディオンが鳴らし、電子音で引き継ぐ。少しボーカルが入るがその後は…
とにかく曲としての評価は無理でした。諦めました。

10.FANTASTIC FESTA(FREDO)★★★

あー、なんか安心する響きの良質なインスト。
でもあまりに安牌すぎてゲームのBGMみたいだよFREDO。

総評.★★★★☆

このアルバムを借りて良かった、と素直に思った。
そりゃ意味わかんない曲や苦手な曲もあった。どれとは言わないけど。単曲ごとの評価を平均したらせいぜい★★★☆(3.5)だろう。
しかし、このアルバムのコンセプト、
「知らなかったアーティストやジャンルとあなたを結び合わせるような出会いの場になりたい」という観点から見れば、間違いなく神盤。
よほどエレポップ無理な人以外なら万人に胸を張って奨められる一枚。最悪一曲は当たるだろという意味も込めて…w
ちなみにこれはレンタル限定盤。セル盤ではYMCKが未収録で全9曲になっている。

(レンタル盤。★:1点,☆:0.5点の計5点満点。tr.9は星評価なし。)

26th.420-423 : 名無しのエリー2012.04.19.

1.LOVE+PIECE+ICECREAM!(Hazel Nuts Chocolate)★☆

capsuleの初期作にも参加していた、ネオ渋谷系女性シンガー。アレンジはplus-tech squeeze boxのハヤシベさん。
とりあえずこの人のヴォーカルスタイルは声優のような異様な作り声で、
こういうのが好きな人にはたまらんだろうが自分には別の意味でたまらない。
曲もそこまでにいいとは思わない。良くも悪くも平均的なネオ渋谷系ポップス。

2.Wonderful Tangent(Misswonda)★★★

標準的なエレポップ。メロディは80年代の洋楽っぽい匂いを漂わせており中々良い。
アレンジもすかすかしてるけどメロディと合ってるし、あまり気にならない。
ウィスパーヴォイスがやや過剰な気もするが…。あと印象薄い。
ヴォーカルの女性のソロプロジェクトらしい。

3.believe it! (or not)(RUFUS)★★

Second Royal所属の男性アーティスト。
ちょっと南米音楽っぽさを兼ね備えたお洒落ポップ。なんか…しょぼくなったHALFBYって感じ。
こういうのよくヴィレッジヴァンガードのポップ貼ってあるコンポから流れてる。
まあこのコンピは全曲そんな感じですが。

4.Magical 8bit Tour(YMCK)★★★

超有名ピコピコ8bitユニット。現在は音楽の他にさまざまな媒体に8bitグラフィックを提供中。
初期路線のジャジーな8bit、いわばこのユニットのテーマ曲のような一曲。
ただ個人的には音数の増えた後期作品のほうが好き。この曲は初期の曲の中でも特に音数が少なく、結構キツイ。
この音数の少なさでここまで出来るっていうのは凄いと思うけど…

5.キ・ラ・メ・キ・ムーンダイバー(エイプリルズ)★★★★★

毎年4月1日のみどこかで見たような女性テクノポップユニットになることで有名な音楽ユニット。
カノンコードのアップテンポな曲で、ネオアコとエレポップが融合したようなアレンジが良い。
サビメロは90年代J-POPを思わせる激キャッチーなものでシングルで切られたらそこそこヒットしそう。
2番でさりけなく入ってくるホーンや急に入るロボットボイスなどアレンジ的な面白み満載。
ボーカルも自己主張控えめで曲に合っている。5分あるんだけどあんまり長さを感じない秀曲。

6.Dough-Nuts Town's map(PLUS-TECH SQUEEZE BOX)★★★☆

鬼才ハヤシベトモノリを中心とした音楽プロジェクトPLUS-TECH SQUEEZE BOX。
これは2ndアルバム収録の代表曲とも言うべき名曲。テレビ番組でもBGMとしてよくかかってる。
刻々と変わっていくバックトラックがとても面白く、音の移り変わりを追うだけで楽しめる。
この曲をほぼサンプリングだけで仕上げているというのだから恐れ入る。
が、このアルバムの中だと空気に嵌りすぎてて逆に良さが死んでる気が…。

7.my honey dip(macdonald duck eclair)★★★★

三人組の音楽ユニット。ネオ渋谷系の重要レーベルの一つ、ウサギチャンレコーズにもいたらしい。
ジャジーでびっくりするほどシンプルなポップソング。ここまで結構音の洪水のような曲ばかりだったので、かなり癒される。
メロディは2曲目からさらに80年代洋楽に接近した感じ。ヴォーカルの発声も軽すぎず重すぎずで絶妙な配分。

8.Shine(Refely)★★

二人組の音楽ユニット。お洒落ラウンジダンスミュージック。それ以外は別に。
音の移り変わりはまあまあ面白いけどそれ以上にこの雰囲気に食傷。
こういうのよくヴィレッジヴァンガードのポップ貼ってあるコンポから流れてる。
なんかこれさっきも書いたような気がする。

9.Tilt(Plamo Million Sellers)★★★★★

日本屈指の宅録キ××イにして粘土作家。現在はventlaという名義でアルバムを大量に無料配信中。
森ガールを強く、とても強く嫌悪するゲームボーイマニア…をここに入れたらこうなるに決まってるわな…。
ロシア民謡風のイントロに軽くノイズが入り、物憂げなメロディが印象的な歌ものに。これが中々良い。
しかし1分42秒を過ぎた途端一変、悲鳴とノイズの嵐に見舞われることになる。まさかのノイズミュージック。
そしてそれが1分50秒ほど続いて唐突に終了。
悪意しか感じない曲だがノイズに入ってからのカタルシスが半端無い。

10.FANTASTIC FESTA(fredo)★★

男性ミュージシャンのソロプロジェクト。Second Royal所属。軽いクラブミュージック。
こういうのよくヴィレッジヴァンガードのポップ貼ってあるコンポから流れてる。
なんかこれさっきも書いたような気がする。
前曲にその印象を全て持っていかれたかわいそうな曲だが前曲で終わっても後味悪すぎるか。

総評.★★★

TSUTAYAレンタル限定のコンピレーション。この後にセル版も発売されたがYMCKのみ除外されている。
殆どのアーティストは当時の最新作からの抜粋だがPlamo Million Sellersのみ未発表新録でここでしか聴けない曲。
2005年当時といえばcapsuleもまだラウンジポップ路線。ネオ渋谷系も依然盛り上がりを見せていたはず。
そんな当時の空気を強く感じる人選(約一名ミスキャストしているが)。それ故に今聴くと若干弱い。
というか凄くヴィレッジヴァンガードのCDコーナーな感じ。なんかこれ何回も書いてる気がする。
統一感があるのは悪いことじゃないんだけど、ぶっちゃけ雰囲気被り過ぎ。何人か削れたんじゃないだろうか。
レビューの分量を見ても分かるように冒頭3曲の印象が薄い。というか数曲の濃い曲で成り立ってる感じ。死に牌多すぎ。
似た音楽性の人を集めて結果同じ様な曲ばっか集まって共倒れするコンピってよくあるけど、それになる寸前。
その代わりコンピにありがちな手抜き曲や選曲ミスな曲は無く、各アーティストを象徴する曲が集まっている。
「知らなかったアーティストやジャンルとあなたを結び合わせるような出会いの場になりたい」がコンセプトらしく、
レンタル専用という形態にもそういう意味があるみたいで、そういう意味ではなかなかよく出来たコンピレーションだと思う。
返す返すも雰囲気被り過ぎたことが惜しい。9曲目のような核弾頭…じゃなかった異色曲が前半にも一つ欲しかったかも。
とりあえず「FRUITS CLiPPER」以前のcapsuleが好きな人に是非オススメしたい。んで、9曲目で泣いてほしい。

(レンタル盤。★:2点,☆:1点の計10点満点。)