* コンピレーション : ぺるそな

19th.444-447 : 名無しのエリー2008.09.14.

1.Burn My Dread★★★★☆

出だしこそポップな印象だが、サビに突入した瞬間にロックサウンドへ変貌。
というより、AメロとBメロがポップでそれ以外がロックと捉えた方がいい。ヴォーカルの川村による歌唱も上手くバックに合わせて歌っている。
そのおかげでサビがより印象的になっている。

2.Changing Seasons★★★

随分と軽快なハウス。車内BGMや店内BGMにちょうどいいのではないだろうか。
そして、コッソリと前曲『Burn My Dread』のAメロフレーズが使われている。このような隠し味が出来るのもアレンジ版の強み。
途中のマーチ調になるのもいいアクセントになっている。

3.Want To Be Close★★★☆

ミドルテンポのポップロック。
良くも悪くも"よくある"かっこいいポップス。そこから脱却できていないのがわかってしまうのがキツイところ。
ただし、バックトラックは良く出来ている。出来ているからそう思える。もったいない。

4.When the Moon's Reaching out the stars★★

タイトル長ぇよw
楽曲はドラムンっぽいブレイクビーツ。ベースとドラムが強力だったらいいとは思うのだが、たまにはこういうのもありか。
VERBALがいないm-floといえば大体どんな曲かが想像つくだろう。

5.避けられぬ戦い★★★

打ち込み主導のロック。むしろエレクトロパンク?
ギターソロがハードロック色の強い音色になっているのが良い感じ。途中でノイズを含むのも面白い。
ギターリフも、もっとそれっぽくして欲しいが。
ただ、ネックなのがベース! これだけは生でやって欲しかった

6.全ての人の魂の詩★★★★★

イントロでちょっとだけ現代音楽風のピアノが入り、後は完全なリラクゼーション用音楽。
ピアノとオペラ歌唱がメイン。その為、ゆっくりしすぎて寝てしまうw
ゆっくりとお茶を飲んだり、ご飯食べたりするにはいいと思う。それか、いい夢を見たい人は安眠用BGMにするのもアリかと。

7.Burn My Dread -Last Battle-★★★

『Burn My Dread』アレンジ版。ここではラッパーも参加。
生ドラムによる軽快なロック。カッコイイのだが、ラップに迫力が無い。これこそ、画竜点睛に欠くと言わざるを得ない。
それさえなければ、「オラオラァッ! 隅で震えてんだったら、怖がったまんまでもやることやらんかい、ゴルァ!!」と言ってくれる
オラオラポップスとして十分な完成度を持った名作となったんだが...。

8.Deep Breath Deep Breath★★☆

オリジナルは知らんが、リリックはオリジナルへのアンサーらしい。楽曲は典型的なヒップホップ調ポップス。
こういう楽曲だとあのラップでも十分にいいんだけどなぁ。声の種類が少ないのかな?
町の買い物中のBGMとして軽い気持ちで聴いていたい曲。

9.全ての人の魂の戦い★☆

『全ての人の魂の詩』アレンジ。アレンジのアレンジは確かにエグい。が、何とか形に持ってった事は褒めるべきだろう。
楽曲は随分と思いリフ使っているハードロック。
そこにあのオペラヴォーカルが乗っかるので、印象としてはLAメタルとセッションしてるターヤ。
が、今回は思いっきりピアノが世界観の構築を妨害している。何故、ピアノパートをロックオルガンに差し替えなかったのだろうか。

10.Living With Determination★★☆

作曲者曰く「ブルースっぽいアレンジ」まぁ、ブルース風のラウンジ音楽。
ブルースと明言しないのはブルース進行を用いていないからだと思われる。
聴いてると確かにそれっぽい。というより普通のスムースジャズじゃね?
酒飲みながら聴いてみたい曲でもある。

11.Mass Destruction★★

ポップになったレッチリといえばわかり易いだろう。そんな曲。
相変わらずヴォーカルはいいんだが、ラップがなぁ。なんで、こんなに抑揚の無いラップが出来るんだろう。
曲は確かに立ち居地としては微妙だが、ポップなレッチリで片付くから安心せい。

12.キミの記憶 ~オーケストラver.~★★★☆

オリジナルは割と懐かしい感じのポップスだったが、今回はオーケストラアレンジ。こうして聴くと、典型的なエンディング音楽なんだとわかる。
そして、ヴォーカル殺しw これは確かに歌いにくい。どこでブレスしろと。アレンジは悪くないんだけど、予算を憎みたくなったw
せめて、弦楽隊を雇えたらいいのに...。

総評.★★★

実はオリジナル音源を知らないので、そのあたりを踏まえて読んでいただきたい。
今回のアレンジは実を言うと、随分と上質なポップスアルバムとして楽しめた。
確かに、ゲーム音楽としては評価はわからないけど、
上手く構築すればちゃんとゲーム関係無しに楽しめることがわかる(オリジナルもその要素があるようだが)。
全体的にはアーバンサウンドと呼べる要素が強く、都市(近辺)に住む人にはちょうどいい通勤用BGMとして都合のいい楽曲が並んでいる。
ただ、自然の真っ只中で聴くにはちょっとせわしない曲もあり、その点では聴き手を選ぶのも致し方無いアルバムでもある。
m-floや最近のレッチリ、オサレ系ポップスが好物だという人にはオススメ。
オリジナル音源を持ってる人は試聴してから購入を決めた方がいいだろう。
余談だが、これをHMVで試聴できた事実に驚いた。ファンでもいたのか?

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

26th.56-59 : 名無しのエリー2011.12.01.

1.Pursuing My True Self★★★★

ゲーム版OPのフルレングスバージョン。
今回はヴォーカルを取り直したり、バックトラックを新たに作り直すなどしているのだが、
さすがにヴォーカルワークはゲーム版の方が好みかな。
クリアなのは嬉しいけど、どうも日本語訛りが強いのがすごく気になるんだよなぁ。

2.Heartbeat, Heartbreak★★★

ゲーム版ではミドルチューンだったが、今回はテンポも上げてファンク要素を少し強めた印象。
途中のピアノソロがしっとりとしていて、逆にバックを盛り上げる役割というのが面白い。
そして、曲が進むにつれて雨脚が強まるアプローチも個人的にはアリ。

3.Like a dream come true★★★★☆

原作ではサックスをフィーチャーしたポップスだったが、今回はビッグバンド風に生まれ変わった。
そのため、さすがに打ち込みではなく生ホーン隊を導入しているので、いい具合にホーンの厚みが出ていてちゃんとしたジャズとして聴ける。
(構成はトランペット・トロンボーン・アルトサックス・テナーサックス・バリトンサックス)
最後までウキウキした気分で聴けるので、ドライブのお供にどうぞ。

4.I'll Face Myself(-Battle-)★★★

まさか、原曲を前奏に持ってくるとは思わんかった。
ただ、さすがにちょっと音を足しすぎてる気がする。バイオリンメインに差し替えるだけでよかったんじゃ?
所々で主張しているTB-303がちょっと煩わしく感じてしまうし。ただでさえメロディが強いのにね。
あと、シンセホーンも鳴ってるようだが、これもあまり必要ないかな。
途中の展開はApocalypticaを聴いてるみたいでちょっとワクワクしたけど。(すいません、書いてる人間・・・メタルも好きなんです)
後半にエンディングテーマが流れるという憎い演出もいい。

5.Reach Out To The Truth★★☆

ロングバージョン製作に当たり、ヴォーカルを含めてすべて作り直したという。
やっぱり日本語訛りのヴォーカルが気になるなぁ。もう少し子音を意識してほしい。
どこかリフがDeep Purpleっぽいなと思ったらギター15トラックもあるんかい!w
しかし、ドラムが打ち込みなのはちょっと物足りないな。生ドラムバージョンで聴いてみたい。

6.Your Affection★★★★☆

原曲では上品なハウスだったが、ヴォーカルを勤めた平田志穂子のリクエストにより、
Perfumeの「ねぇ」をオマージュにしたアレンジになった。 ・・・そういえば、4年前も中田某っぽいアレンジやってたような。
実際にテンポも上がり、カットアップを多用したアレンジに仕上がっている。
正直、原曲もこのアレンジも好きなので甲乙つけがたい。
フロアでも使えるサウンドにもなっているので、イベントに合わせてリクエストを。

7.夢想曲★★★★

原曲よりさらに音数を減らし、なおかつ細かい技量を演奏陣にまかせるスタイルにしたアレンジ。
構成はピアノ、バイオリン4丁、ヴィオラ、チェロ。シンプルなメロディだからこそ楽器の感情が大事なんだとわかるアレンジ。
この曲の後にクサメロ流したら卒倒する人が続出しそう。

8.SMILE★★★

これ、なんてimage?
なんてこった、この一言だけで終わる。葉加瀬太郎でもいいけどな!

9.Heaven★★★★☆

原曲は幼女が誘拐されたときに現れたダンジョンのステージ曲で、後半に盛り上がるタイプの曲だったが・・・
バーが似合う曲に変貌を遂げている。(作者いわく、原曲のBPMが122だったが、試行錯誤した結果、今回は106に落ち着く)
酒に合うアレンジではあるのだが、憂いを秘めた歌い方が何より艶っぽくていい味を出している。

10.Signs Of Love★★★

原曲はハウス寄りだったが、ビッグバンド寄りのアレンジにされている。
ラップの入れ方もいいが、ブリッジも勢いがあって気持ちいい。

11.specialist★★★★

原曲は落ち着いたミドルチューンであったが、まさかのラテンハウスへのリチューン。
生サックスもいい味を出しており、否が応でもテンションがあがってくる。
ぜひともゴーゴーか女性ダンサーを導入したくなる。
(ゴーゴー:ゴーゴーボーイの略称で、主にゲイクラブのステージ上やフロア、お立ち台で観客を盛り上げるダンサー、パフォーマーのこと)
欲を言えば、もっとバスドラムを強くしてほしいかなぁ・・・なんて。

12.Never More★★★☆

原曲では落ち着いたR&Bだったが、今回は合唱風とのこと。
ゴスペルのように重厚さや神々しさがないのはそれはそれで寂しいが、ゲームの舞台を考えたら合唱風はそれはそれで味になるかな。
ただ、せっかく素人を交えるんだからもうちょっと下手な人も入れていいんじゃね?
あるいはバラバラになってる箇所を突っ込むとか。ちょっとまとまりすぎかな。嫌いじゃないけど。

総評.★★★★

現在、おかしな方向へ暴走し続ける(褒め言葉)アニメも放送しているゲーム・ペルソナ4の曲を
リアレンジ・ロングバージョンに書き直した楽曲を収めたアルバム。
前作のアレンジバージョンはスマートな印象があったが、こちらはポップな印象が強い。
気になったのが英語詞の曲。どうしても日本語訛りが気になってしまうので(特に再録組)、
英語の発音が気になる人には耳障りに聞こえてしまうのではないだろうか。
カラーとしては上手くまとまっているので、通して聴いてもそれほど疲れないのも強み。
ゲームを知らなくても楽しめる内容となっているので、ドライブ中のBGMにも向いている。
「オサレなCDがほしいけどヴィレッジ・ヴァンガードやフランフランに入りづらい」人にお勧め。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)