* コンピレーション : くいず!へきさごん!

20th.307-312 : 名無しのエリー2008.12.31.

1.羞恥心(羞恥心)

つるの剛士・上地雄輔・野久保直樹の3人からなるグループのデビュー曲。
2008年度の年間シングル売り上げランキングでジャニーズ勢以外は、この曲とサザンとポニョの3組だけである。
歌は上手くないし、メロディーは単調だし、間奏後のCメロが余計だし、アレンジは古臭いだけで面白みが無いし、で最悪。
なんかシブガキ隊みたいなダサさ。
歌詞中に「笑いたけりゃ笑えばいい」というフレーズがある。だからお望みどおり大笑いしてやる、あははははは!!!
っていうか何でこんなのがバカ売れしたんだろう?カラオケで歌いやすいから?

2.MC1

おしゃべり。羞恥心とPaboの6人が自己紹介。以降のMCは全て彼らによるトークと曲紹介である。
また、これらのMCは初回生産限定版のみの収録。

3.恋のヘキサゴン(Pabo)★★

里田まい(カントリー娘。)・木下優樹菜・スザンヌ(本名山本紗衣)からなる3人組。
おにゃん子あたりを髣髴とさせる、王道アイドルポップス。
スザンヌの歌の下手糞ぶり以外には特に面白みはない。悪くは無いけど。
だが一つだけ気になる点があって、Aメロが山本リンダ『狙いうち』のAメロと全く同じということ。
「足し算 引き算 苦手だわ・・・」が見事に「ウララ ウララ・・・」に置き換え可能で、なんか笑える。
あと蛇足だけど、スザンヌって元中野腐女子シスターズなのね・・・。

4.MC2

5.ラクダになるぞ(ラクダとカッパ)★★

クリス松村とアンガールズの山根良顕による2人組。
子供向けの曲。楽ばっかりしているとラクダになっちゃうぞ!って曲。
ポンキッキーズの曲みたいな凄さも大して無い。っていうかPキーズが凄すぎたのか。

6.MC3

7.アブラゼミ♀(大阪バージョン)(misono&ヒロシ)★★★

「ヒロシです・・・。」のネタで知られるヒロシではなく品川庄司の品川祐とmisonoによる2人組。
うん?・・・misono?・・・misono・・・あぁ、misono・・・。
この曲は短命なアブラゼミの悲哀を歌った曲だが、misonoの渾身のヴォーカルがそれを見事に表現している。
今回の星3つは全て彼女の歌唱に対する評価と言っていいだろう。曲自体は普通だし。
つ~か、何でこんな曲歌ってるんだろう、何でこんなことになっちゃったんだろう、この娘は・・・。性格が悪いからか、太っちまったからか。
どちらにせよこんなバラエティー曲で終わってはならない存在である。それをこの曲で強く感じた。もう品川なんてどうでも良い。
そもそも番組視聴者のちびっ子達はmisonoが元day after tomorrowって事を知らないんだろうなぁ。これまた寂しい。
それと余計なお世話だが、GIRL NEXT DOORの千紗ちゃんも数年後には同じようにバラエティー番組でゲラゲラ笑っていそうで怖い。

8.MC4

「いやぁカッコいいですね。~」との事だが、当然である。
でも誰もmisonoの歌唱力については触れていない。認めたくないのか。嫌われているのか。(考えすぎ)

9.アブラゼミ♂(東京バージョン)(エアバンド)

出たぁ、アンサーソング(笑)。
エアバンドは、ますだおかだの岡田圭右、前述の山根とその相方田中卓志と品川庄司の庄司智春と波田陽区、そして金剛地武志による6人組。
まぁ、バンドと称するだけあってロック調の曲だが、メロディー的にほぼ捨て曲。
それにしてもバンドが上手いなぁと思ったら、実際に演奏しているのがnilの面子だとは・・・。

10.MC5

今さらだけど、つるの剛士ってよくしゃべるなぁ。

11.天下無敵の一発屋2008(一発屋2008)★☆

ダンディ坂野、小島よしお、波田陽区、金剛地武志による凄まじい(苦笑)メンツ。
っていうかそもそも金剛地は一発屋ですらないと思うが。コーラスでPaboが参加。
安っぽいサウンドが、なんだか彼らの立ち位置を表現しているようで切ない。楽曲に対する感想はその程度。
そして間奏で各人の持ちネタが披露されるのだが、何より「ゲッツ」が一番酷い(笑)。
これじゃぁ一発屋になるわけだと改めて認識したが、
そもそも先程のmisono同様、「ゲッツ」を知らない子ども達って結構いるんじゃないだろうか?
あれは2002年。これまた時代を感じるなぁ。
さて、元々この曲は高原兄自身の曲らしいが、自身の曲にも関わらずメロディーのレベルが低い。
ネタ曲だからふざけて作ったものだと思いたい。

12.MC6

13.泣かないで(羞恥心)★★

あまりにもベタな台詞による出だしに苦笑していると、Aメロがちょっとラテン風味で悪くないかもと思ったり。
しかしすぐさま、単調すぎるサビにがっかりした。

14.MC7

15.グリーンフラッシュ伝説(Pabo)★★★★

こんなに高評価をつけることになるとは思わなかった。松田聖子とかの80年代アイドルの名曲を思わせる楽曲。
全体的に哀愁漂うメロディーが、古臭いアレンジや下手糞な歌唱によって上手く引き出されている。
特に、Bメロ~サビへの流れには正直ノックアウト。「連れてって?」の部分さえなければ、もっといいんだけど。
高原のメロディーセンスの古さがいい方向にあらわれた楽曲だ。

16.MC8

17.アブラゼミ♀(大阪バージョン)(mai&タケシ)

7曲目を里田まいとつるの剛士が歌ってみたもの。
曲数稼ぎでしょ。いらないから。

18.MC9

19.アブラゼミ♂(東京バージョン)(エアバンド feat.雄&直)

9曲目を先程のエアバンドが上地雄輔と野久保直樹をフィーチャーしたもの。
だったら9曲目は必要ないじゃん。

20.MC10

21.我が敵は我にあり(羞恥心)★★

テンポとかストリングスの使い方含めて演歌っぽいなぁと思っていたら、島田紳介のお店の社歌らしい。
それなら納得ではあるが、羞恥心が歌うと学ランっぽい衣装も含めて、ギャグにしか聞こえない。

22.MC11

23.陽は、また昇る(アラジン)★★☆

羞恥心とPaboの6名・・・かと思いきや、FUJIWARAの2人もちゃっかり参加している。
(だから紅白出場時の名義が“羞恥心&Pabo”なのか。)
もちろん、アラジンというユニット名は高原兄のバンドから拝借したもの。
トランシーなシンセやギターやホーンなど、もうやけくそのように詰め込んだサウンドが圧巻。
「頑張れ 日本! 凄いぞ 日本!」というサビがまたもや単純すぎるのだが、
そもそもオリンピックの応援ソングということを考えるとむしろこれくらいわかりやすいほうがいいのかもしれない。
(楽天イーグルスの応援ソングだった、モーニング娘。の『THE マンパワー!!』を考えるとなおさらそう思う。)

Sec.MC12

「(シークレットがあることに)びっくりした~?」とのことだが、まだ続くのか・・・という意味で驚き、あきれた。

Sec.南の島 ~友へ~(羞恥心)★★

沖縄テイストの曲。
簡単にまとめると「仕事に疲れたから沖縄へ来た。そして縁側で一休み。よし、明日も頑張ろう!」って歌。
香田晋のカバーだそうだが、メロディーがヘボいため、香田レベルの人が歌わないと深みが出ない。

Sec.MC13

(おそらく)上地が、なぜか蝉の鳴き声を始めるが(2回目)、ファンでもない人間からすると寒いだけ。
頑張って聴いたのに、腑に落ちない終わり方だ。

総評.★☆

2008年になぜか訪れたおバカブーム。その火付け役が『クイズ ヘキサゴン2』である。
その番組から生まれたユニット(元々はエンディングテーマを歌うためだけのものだった)の曲を集めたのがこのCD。
当然、多くの音専誌からは黙殺されているわけで(笑)。
ということで聴いてみたのだが、やっぱり時間とお金の無駄使いであった。
その理由として、まずアレンジの古臭さが挙げられる。(特に羞恥心の曲での)
2008年の音とは思えないシンセ音やホーンのアレンジといい、失笑モノだ。
たしかに少年隊的なものを狙っているのかもしれないけど、なにもそのまんまなサウンドにする必要は無かろう。
せめて2008年版の80年代サウンドを聞かせて欲しかった。
そして、最大の問題はメロディーの稚拙さ。
メインソングライターが元アラジンの高原兄という時点で仕方ないのだが、
どの曲もセンスが古臭いし、メロディーが単調なことこの上ない(15曲目は除く)。
彼が一発屋であるのもうなずける出来である。
(同じ2008年に発売された、筒美京平×松本隆コンビの中川翔子のシングル『綺麗ア・ラ・モード』と比べればそれをより実感できるはずだ。)
しかもこのような楽曲群がヒットしてしまうのだから、もはや悪夢としか言いようがない。
グダグダになってしまったのでまとめると、“現代に蘇った80年代B級ソング”を集めた救いようの無い1枚。
ブームが終了し次第、中古屋に激安で大量に並べられている光景が目に浮かぶ。

(初回盤。★:2点,☆:1点の計10点満点。偶数トラックはレビューなし。)