* アーティスト名 : べーす・ぼーる・べあー

16th.597 : 前スレ802008.02.13.

1.GIRL FRIEND★★★★★

衝撃のメジャーデビュー曲。この曲のPVをスカパーの番組で見た時の衝撃ったらありゃしない。
「君の齧った檸檬くれよ/深海のような口づけを 新世界は渦巻いて/Oh,My Girlfriend」
こんな歌詞叫ばれたらたまったもんじゃないです。
春の陽射しを思わせる美しいメロディが印象的な作品。とにかく聞いてほしい。

2.BLACK SEA★★★

この作品の中では一番好きじゃない。曲は悪くないんだけど。
歌詞には珍しく「腐敗した人魚」というホラーなフレーズが。そんなもん見たくない。

3.CITY DANCE★★★★★

BaseBallBearの曲でこれが一番好きです。不思議な歌詞、独特のゆとりを持ったメロディ、聞いていて心地よいリズム。
しかしあんまり知名度はないような気がする(このアルバムのレコ発ツアーのセットリスト見てもどこでもやってなかった…)。
まさに隠れた名曲。春に聞きたい。

4.4D界隈★★★★

この曲も星5つにしたかったけどそれだと星つけすぎなので。
爽快で切ないロックナンバー。歌詞の世界観が凄い。
イントロから受ける印象からサビは全く違ったものになっていると思う。

総評.★★★★★

間違いなく現時点でBassBallBearの最高傑作。
まだ越えることはできてないけど、まだまだ先が長いバンドだと思うので、期待している。
ちなみにアートワーク上初回盤の購入をお勧めします。

(★5個が満点。)

26th.517-521 : 名無しのエリー2012.05.22.

1.17才★★★★★

このアルバムのコンセプトを象徴する、ベボベ史上屈指の名曲。
ひたすら青春の素晴らしさを描く歌詞がビックリするほどキャッチーなメロディに乗せられる。
なんせサビの歌詞が「17歳 It's a seventeen」。そんなに直球でいいのかと思うほどに直球。
軽やかな手拍子や、湯浅の弾くギターリフが効果的に配置されたアレンジも抜群の出来。
つかみとしては最高の曲。PVも必見。

2.ドラマチック★★★★

シングル曲。スポーツアニメのタイアップ付きだった爽やかポップロックチューン。
この曲も前曲と同じくメロディがとってもキャッチー(あと、歌詞も)。サビなんか一度聴いたら忘れられなくなること必至。
ちょっとメロがかったるいような気もするけど、それが逆にサビに至る焦らし効果になってるというか。
今思うとこのバンドが明確にポップな方向に進み始めたのはこの曲のあたりからだったかなーと思う。

3.抱きしめたい★★★☆

シングル曲。なんかこの頃のベボベはアルバムの前半にシングル曲を固めすぎる傾向にあるような…
曲はどこがサビなのかいまいちよくわからないというポップスとしてはかなり変な曲。
でもメロディとアレンジが凄いポップで実験性や小難しさとかは感じないし、シングルに出来る曲になってる。
ただ、シングルで聴いたときのインパクトは凄かったけどアルバムの中では印象が薄くなるというか…。

4.ヘヴンズドアー・ガールズ★★★★★

バラード…になるのかな?アルバム曲の中では恐らく「17才」と並んで完成度が高い一曲。
曲はこれでもかというほどの泣きメロだが、あざとさを全く感じさせず、素直に「良い曲」と思える。
特にこの曲における湯浅のギターはどれも泣きのツボを突いて来る絶妙なフレーズばかり。
そこに「自殺」をテーマにした歌詞が乗る。
この歌詞の表現が絶妙。重いテーマを説教臭くさせずにあくまで詞として昇華できる手腕が光る。

5.愛してる★★★

シングル曲。この曲で完全にポップに振り切れる。確かこれ、当時ファンの間で賛否両論だったような。
これまでただのコーラスだった関根史織の声を前面に出した点も当時話題になっていたような(あやふや)。
今聴くとちょっと荒削りな感じ。悪い曲ではないが、特に突出した点は無いような…。
曲自体の完成度は決して低くないので、もし発売直後だったらもうちょっと星を加算してたかもしれない。
「愛してる」に「はず…たぶん…」をつける、ダサさを寸前で回避するような歌詞のセンスは良い。

6.SEVENTEEN ROMANCE★★☆

スローテンポなバラードナンバー。この曲の良さがアルバムを買った当初からイマイチ分からない。
イントロとかメロとかのメロディはいいんだけど、何故か一曲通して聴くと妙な不完全燃焼感が残る。
サビが妙に抜け悪い感じがするからだろうか…あとちょっと長い気がする。
ただ、気まずさ満点の歌詞はかなり面白い。人事だから面白いとか言ってるけど、実際こんな体験はしたくないw

7.FUTATSU NO SEKAI ★★★★

アコースティックギターを中心に据えた、哀愁を放つ歌謡曲風のメロディが印象的な曲。
この曲はメロディがひたすらに良い。あとアレンジが今までのベボベの曲には無かったような感じ。
不倫していた友人との会話を元に書き上げたという歌詞も一種異様な雰囲気を放っている。
当時これ聴いたときは「このバンドってこんな曲もできたのか!」と驚いた記憶がある。

8.真夏の条件★★

シングル曲。「歌謡曲風」とか言ってたら本当に歌謡曲になっちゃったよ。
タイトルは勿論、メロディも、アレンジも、そして歌詞までド・歌謡曲。
曲者ぞろいのこのアルバムの中でも特にどう判断すればいいのか分からない超変な曲。
確かに変なキャッチーさはあるけど今思うとこれをシングルで出すって凄いな…。

9.青い春.虚無★★★★☆

前曲からの流れを汲んだ、少し歌謡曲っぽさを含んだロックナンバー。
アレンジが歪んだギターを前面に出したものになっているため、少しだけインディーズ~「C」期に戻ったような雰囲気。
歌謡曲の要素とこのバンドがもともと持っていた雰囲気を上手く組み合わせたような印象を受ける。
絶唱する小出の歌声と暑苦しいメロディががっちり嵌っており、かなり熱血な感じ。
ついでに歌詞も熱血。このバンドじゃ珍しいタイプの詞。
タイトルはこれで「あおいはる.com」と読む。

10.WINK SNIPER★★

迷曲。たぶん関根史織アイドル化計画。完全にバックコーラスな小出。完全に遊んでる。
何気にメロディがポップでよく出来ているのだが、何故か全ての音が歪みまくっている。
メロディとアレンジの乖離が凄い。聴き終わると妙に疲れると同時に脱力感に襲われる。
このあと関根がボーカルを取る曲が徐々に増えていくのだが、その始まりが今思うとこれ(と「愛してる」)だったんだな…。

11.協奏曲★★★★☆

バラードナンバー。結婚した友人のために書いたらしい。
メロディの完成度が非常に高く、シングルで出せば普通に売れたんじゃないかとも思う。
歌詞は前述したエピソードから想像できるような内容で、小出の歌詞とは思えないほど綺麗w
アレンジもバラード曲のお約束的な要素がしっかりと詰め込まれており、安心して聴ける。
一つだけ難点を言えば7分半という長さだろうか。気軽に聴ける曲ではないというか。

12.気付いてほしい★★☆

最後の最後でいきなりレゲエ。しかも超軽い感じ。ズッコケ。
しかもサビでしれっといつもの感じに戻る。しかもこのサビが滅茶苦茶完成度高い。
間奏の裏打ちのフレーズを上手く取り込んだアレンジが非常に心地よい。
アウトロもかなり良いし、だったらメロも普通にやってほしい。歌詞も切実な内容なのに、メロで物凄い損してる。
このバンドにはこの後もレゲエ/ダブ的な要素を入れた曲がたまに出て来るのだが、勿論この曲よりずっと出来が良い。

総評.★★★

BaseBallBearが2007年にリリースしたセカンドアルバム。ジャケットが微妙。
この直後にベボベは大化けして傑作を立て続けにリリースするため、今となっては妙に影が薄い一枚。
曲単位で見てみると面白い曲が多くあるし、またバンドの歴史に残るであろう名曲もいくつか。
しかしアルバムとしてあまりバランスが良いとは言えない。印象に残る曲とそうでない曲の落差が激しい。
多分アルバムを一回だけ聴いて4日経ったら記憶に残ってる曲は半分ぐらいだと思う。
特に一部のシングル曲に至ってはシングルのはずなのに印象に残らないという妙な事態になっている。
キャラの濃い奴と薄い奴しかいなくて中間がいない。なのでちょっとアルバムとしてはちぐはぐな印象。
なんというかR-1ぐらんぷりの決勝見てて一回戦の時点では出てきた全員べんなく面白かったしかなり笑ったけど
見終わったら結果としてインパクトのあるスギちゃんと元から好きだったバカリズムしか印象に残ってないみたいな。
でもこの頃のいろいろ試行錯誤している雰囲気は今の意欲的な挑戦と違ってこれはこれで面白いし、
それに「17才」とか「ヘヴンズドアー・ガールズ」とかはこのバンドが好きなら聴かないと損なレベルの名曲なので、
他のベボベの作品を聴いてて気に入った方なら入手しても損はない一枚だと思います。
ただ、まだ真価が発揮されていない感があるので初めての一枚には向いてない…とは思うのだけど、
所謂「ロキノン系」なイメージを求めて彼らの作品を聴こうと思うならこれから入った方がいいのかもしれない。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

22nd.412-417 : 名無しのエリー2009.11.18.

1.Stairway Generation★★★

シングル曲。とあるアニメのオープニング曲。
前作「十七歳」の幾つかの曲で示されていた「繋がりたい」という願望が前面に押し出された詞。
その「繋がりたい」という願望は恐らくこの作品の核を成すものでもあると思うので、この位置は多分必然。
曲はシングル曲の中では一番ロックというか、荒々しい(質がではなく、曲の持つ雰囲気が、という意味で)。

2.SOSOS★★☆

アジカンの「リライト」にイントロとかが激似。もしかして意図的に似せてる?それはないか…。
とりあえず彼らには合わない曲調だと思う。歌詞はタイトルの通り。
ところで「積乱雲の向こうに城は浮いてない」っていうのは…ラピュタ、ではなくあの曲のことでしょう。
この文章じゃ分からない人も、歌詞カードを見ていただければ分かって頂けるかと…

3.changes(Album ver.)★★★★

シングル曲。とあるアニメのオープニング曲だった。
「変化」について前向きに、かつ高らかに歌われたこの曲はこのアルバムに収録されるにあたって音に改良が施されている。
サビでドラムが強調される形となったのが一番分かりやすい改良点かな。シングル盤よりもマイルドな質感。
(結構賛否分かれてるみたいね、これ)
そしてもう一つ重要な追加点。本編終了後、インタールードが挟み込まれている。
雑踏の中で弾き語られる「神々 LOOKS YOU」。しかしその歌詞は…。
このインタールードはこの曲と「神々~」に小出が抱いていたとある感情を解消させるために挟み込まれたものだという。
…その感情については第三者が語っても無意味だと思うので、公式サイトのブログの過去記事を参照してください。

4.神々LOOKS YOU★★★☆

というわけでシングル曲。とある映画の主題歌だった。
うららかでポップ。サビのコーラスの伸びが気持ちいい。歌詞は良い意味でのダサさと文学性の入り混じった独自の感性が満載。
あとタイトルは間違ってないんだよ。文法的には間違ってても本人が意図してやってることらしいんだよ。
余談ですが、シングル盤のジャケットが「小出こっち見んな」でしたがアルバムの歌詞カードのアートワークも「小出こっち見んな」です。

5.LOVE LETTER FROM HEART BEAT★★★★★

いきなりイントロからとんでもないものがw(でも多くは語れないが実はこれ後半で化ける)
で、曲はというとポップな中にも切なさ漂うメロディはこのアルバム中でも特筆モノの出来。
そして歌詞。不可抗力によって互いの重いとは裏腹に断ち切られてしまう恋と、
それでも「あなたにこの気持ちを伝えたい」という想いが生み出す悲しみを描いたものでかなり悲しい。
(歌詞の特性上、実際の題材は違うものの、歌詞の所々は二次元のキャラに恋をする人にもグッと来るものがあるはず)
この悲しい詞がよりメロディの切なさを倍増させる。詞と曲の理想的な関係が築かれた素晴らしい曲。

6.ホワイトワイライト★★★★

元はアマチュア時代に書かれた曲。なのでどことなく「HIGH COLOR TIMES」のころを思い出させる感触。
曲、詞ともに希望に満ち溢れている。あまりにも抽象的な表現だけれどそう形容するしかない。
歌詞カードでは(恐らく)オリジナルバージョンの歌詞とこのバージョンの歌詞を見比べることが出来る構造になっている。
バンドの成長を実感できる仕掛けであり、また曲が希望に満ち溢れたものであることも重なり何とも感慨深い気持ちになる。

7.BREEEEZE GIRL★★★

シングル曲。とある制汗スプレーのCMソングだったがCMではよく聞こえなかった。
いかにもBaseBallBearな爽快なポップ・チューンなのだが、
過去の「Electric Summer」や「ドラマチック」等、同系列のナンバーを思い出させてしまう要素が多分にある。
この路線はもう食傷気味かな…でもメロディの質と流れの自然さを買ってこの評価。

8.LOVE MATHEMATICS★★

シングル曲。多分シングル曲で唯一のタイアップ無し。
悪い曲じゃないけれど正直シングルで出たときから超影薄い。曲の主人公のダメっぷりは好きだが。

9.SIMAITAI★★★☆

最初にアルバムの曲目が発表された際に、「しまいたいって、何を…」と一番疑問に思ったタイトル。
疾走感のあるロキノン系っぽいナンバー。と書くと何か質の悪い曲を想像されそうで怖いけれどメロディの質は相変わらず良い。
歌詞はとにかく言葉遊びに徹していて、読んでいて面白い。あと「しまい太陽」の解説がわざわざ載っているのには噴いたw

10.海になりたいpart.2★★★★★

「海になりたい」というのは「HIGH COLOR TIMES」に収録されていた曲…だが、この曲は全くの別曲。
そして「海になりたい」の意味も両者の間では全く違っている。更にこの二つの曲の歌詞は、全く相反するものになっている。
前者では「海になりたい」とは否定的な歌詞の中で繰り出される、どこか逃避願望的な言葉だった。
しかし、この曲の「海になりたい」という言葉は、失意と悲しみの底にある対象を救いたいがために発せられる言葉だ。
疾走感のあるロック的なメロを経て優しい旋律が奏でられるサビへと向かい、そしてアウトロではこう歌われる。
「愛は与えるものじゃなく包み込むものだと/あなたが笑ったときに僕は気づいたんだよ」
…「ホワイトワイライト」に続き、バンドの成長を強烈に感じる名曲。そしてここから怒涛の展開。

11.レモンスカッシュ感覚★★★★☆

もうタイトルがダサいw…が、BaseBallBearだとダサく感じない!ふしぎ!むしろ抱いて!
BaseBallBearというバンドが持つ個性をこれ以上無いほど発揮した素晴らしいナンバー。
これが嫌いなら逆にBaseBallBearというバンド自体が受け入れられないだろう。そのぐらい彼らの個性が凝縮されている。
しかし、だからこその既視感があるのが少し残念。なので0.5点だけ引いた。本当は満点付けようか凄く迷ったんだけれど…。
歌詞も勿論小出祐介の個性が爆発というか最早小出以外には書けないような歌詞。
もう、なんというか壮絶。一部分抜粋することすらままならない。
そういえば「セックス」っていう直接的な語が出てきたのはこれが始めてかな。歌詞の中では否定されてるが。
曲の終了後、またインタールードが挟み込まれる。
爪弾かれるギターの音を背景に、誰かが走っている。どこに向かって走ってるのかは分からない。とにかく走り続ける。
そして扉の閉まる音がして…

12.ラブ&ポップ★★★★★

…この曲が始まるわけです。電気グルーヴで言えば「虹」、くるりで言えば「東京」。
つまりは現時点でこのバンドが作れる最高の曲ではないだろうか。いや、そう思ってるのは案外自分だけなのかもしれないけれど。
それを抜きにしても相当良い曲。というか名曲。この曲は他のバンドには作れない曲だと思う。それでいて新境地でもあると思う。
そして歌詞の中ではこのアルバムで曲が過ぎ行く中でずっと探られていた問いの答えが出ている。それは是非とも曲とともに耳にして欲しい。
名曲だともの凄く推した割にはレビューが短いですが、正直「とてつもなく良い曲」について多くを語るだけの語彙力が無いです…、

12.5.明日は明日の雨が降る★★★★

前曲からトラック分けされずに数分の空白の後収録されている。
性格に分類すればシークレット・トラックになるのかもしれないが、アルバムでの表記がこうなので12.5曲目。
透明感と哀愁のあるメロディに乗せてなんかものすごく暗い内容の詞が歌われている。答えは出ても暗い思いは消えないってことですか…。
アルバムを完成させるにはこの曲が必要不可欠であるのはわかる、わかるけど…
最後の最後でどうしてもやりきれない気持ちになってしまう。

総評.★★★★★

(現時点での)BaseBallBearの最高傑作だし、今年度ベストのトップ3には確実に入る。
これ聴くまでずっとBaseBallBearの最高傑作は「GIRL FIREND」だと思ってたけれどそれが簡単に覆った。
曲の完成度は勿論のこと、アルバム全体の纏まりが凄まじく、まるでコンセプト・アルバム。
というかもしかしたら当人にとってはコンセプト・アルバムなのか?ブログの文章とか読む限り、多分そうなんだろう。
こういう傑作が出るとちょっと次作がどうなるのかも心配だけれど、とりあえずこのバンドはずっと追い駆けていきたいと思える一枚。
途中レビューが音楽雑誌のレビューみたいになりかけて焦ったが、
それだけ人を酔わせ、感動させる力がこのアルバムにはあるんじゃないでしょうか。
このアルバムは絶対にCDで入手して欲しい。勿論通しで聴く以外はiPodに入れるなり携帯に入れるなりして聴くのはいいけれど。
一回は歌詞カードを手にとってCDプレイヤーで通しで聴いて欲しい。ついでに言えばこの作品はアートワークも含めて一つのアルバムだと思う。
更にDL版だと12.5曲目が収録されてないという不完全な仕様になっているので絶対にCDで入手して欲しい(大事なことなので2回言いました)。
あと、このアルバムは関連シングルのカップリング曲の出来もアルバム曲並に良いので興味があったら是非。

(★:1点,☆:0.5点の計5点満点。)

24th.158-159 : 名無しのエリー2010.10.18.

1.十字架YOU and I★★★

ファンキーなディスコナンバー。特徴的にもほどがある歌い方は岡村ちゃん意識?
まあ、変な言い方だけどボーカル以外は普通の曲。

2.BAND GIRL’S SPIRAL DAYS★★★★☆

BaseBallBearの真骨頂とも言える青春失敗系の曲。メロディがかなり良い。
やけに生々しい歌詞は鬱でリアルなけいおん、といった趣。
けいおんを意識したかどうかは全くわからないが、「世界の終わりには紅茶飲めないから」というそれっぽいフレーズは出てくる。
ミッシェルネタの可能性も有る、というか普通に考えたらそっちの方が可能性高いが…小出ならやらかしそうだからなあ。
曲のテーマに合わせたアウトロが凝っている。

3.Shine On You Cypress Girl★★☆

爽やか系のギターポップ。物凄い既視感。でもどこで聴いたのかわからずすごいもどかしい。
別に悪い曲ではないが、存在感がなんか薄い。

4.beautiful wall(DUB)★★★★

最初に曲名を見たときはBaseBallBearがダブかよ!?とかなり驚いたが…
意外に結構良い。ドラムのずっしりとした響きが気持ち良く、シンプルな構成がメロディを際立たせている。ダブアレンジは正解。
歌詞は恋愛と依存について、だろうか…「でも壁にドアなんていらない」というフレーズがとにかく禍々しい。
タイトルに(DUB)を付けてるってことはノーマルバージョンがこれからリリースされんのかな?それはやんなくてもいい気が…。

5.kamiawanai★★★★★

周囲とかみ合わないことをひたすら嘆く曲。だが歌詞の表現力によってただならぬ圧迫感を感じる。
人付き合いの上で、自分を薄めるという行為、それを許せなかったがために、精神的な泥沼に…という状況の表現がリアルすぎる。
この歌詞が響かない人もこの世の中にはいるんだろうな…その歌詞を煽り立てるかのような曲展開も素晴らしい。

6.kimino-me★★★☆

小出の友人であるサカナクション山口とのコラボ曲。
前半はアコースティックでメロディアスな曲だが中盤で曲調が一転、サカナクション風のダンサブルなナンバーに。
良い曲なのだけれど、サカナクション風の味付けがちょっときつすぎるのが気になる。

7.檸檬タージュ★★☆

まんまナンバーガールじゃないっすか。歌詞を読む限り、意図的なんだろうけれど…

8.Project Blue★★

壮大っぽい曲。これを聴いているとスーパーカーの「Trip Sky」を思い出すんだよなー…
ちょっと「これ、アレっぽいな…」という曲が2曲続くのはキツい。

総評.★★★☆

3.5枚目の片割れ。こちらは暗めのテーマの曲が集まっている。
6曲目までの流れがけっこう良いので、ちょっと後半2曲の微妙さが際立ってしまう。
また、全体的に薄味な感じが感じがする。良く言えば軽い。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。全体総評は下記『DETECTIVE BOYS』24th.160-162のレビューを参照。)

24th.160-162 : 名無しのエリー2010.10.18.

1.クチビル・ディテクティヴ★★★★★

初っ端から名曲!
曲調的には最近の女性R&B歌手の曲にもありそうな感じなのだが、
アコースティックギター中心のアレンジと妄想全開の歌詞のセンスでありがちな曲になることを一歩手前で回避している。
チャットモンチーの晃子さんの色っぽいボーカルも最高。ぶっちゃけえっちゃんよりも(ry
賛否両論ある呂布のラップも、この曲なら個人的にはアリ。

2.Transfer Girl★★★★

小出本人も「BaseBallBearらしい曲」だと語っていたらしい、一般的なイメージ通りのBaseBallBearの曲。
歌詞も「月夜のプール」「女子高生」「転校」と小出らしさ全開の内容。それ故にちょっと食傷気味に思う人もいるかもしれない。
でも実験的な曲が目立つこの2枚の中ではなかなか貴重な存在。

3.BOYFRIEN℃★★★

勢いだけで乗り切るロックナンバー。湯浅が叫ぶ。

4.LOVESICK★★★☆

まさかの関根史織メインボーカル。曲自体はレゲエ風で、なかなかいい曲。
関根は歌は確実に上手くなっているのだが、それ故に不自然さを感じてしまう。別に悪くないんだけどね…

5.WHITE ROOM★★

アコースティック曲。印象薄し。

6.星がほしい★★★★★

今回出された二枚の中で一番完成度が高いと思った。
疾走感のあるリズム、流麗なメロディ、メッセージ性がありつつ押し付けがましくない作詞。
4分を切る演奏時間も素晴らしい、理想的なポップチューン。ギターの音色が特に良い。

7.歌ってるんだBaby.(1+1=new1 ver.)★☆

iLLとのコラボ曲のリニューアルバージョン。
完璧にバンドサウンドだった原曲とは大きく異なり、
打ち込みっぽい(実際には打ち込みではない)ドラムやギターに掛けられたエフェクトが印象的で、全体的にエレクトロ風味。
このアレンジは悪くは無い。むしろ良い。
んだけど、呂布のラップが…もんのすごく邪魔。むちゃくちゃ邪魔。マジでいらない。使いどころを大胆に間違えた感じ。
しかもそのせいで長くなったのか、7分もある…閉口。

8.東京★★★★

ラストナンバーは、シンプルな曲。メロディ自体は明るいが、何とも言えない哀愁が漂っている。
歌詞は東京という街で起こる別れと喪失感を描いたもので、小出の新境地ではないだろうか。
相変わらず耳を引くフレーズを考え付くのがうまいなあと思う。歌いだしなんか特に凄い。物悲しい幕引きが印象的。

総評.★★★★

3.5枚目の片割れ。こちらは恋愛や人を想う気持ちがテーマになった曲が集められている。
こっちは色々と濃すぎ。普通に聴くだけでも結構おなかいっぱいになるので、「CYPRESS GIRLS」と続けて聴くとかなり疲れると想う。
この一枚は呂布のラップをどこまで受け入れられるか、というのに全てがかかっている。それで大分評価が違ってくる筈。

全体総評.★★★

BaseBallBearの「3.5」枚目という触れ込みで同時発売された、ミニアルバム2枚。
2枚は対になるように作られており、曲の副題やジャケット、歌詞カードなどのアートワークもリンクしている。
もともとは2枚組のアルバムを作ろうとしたのだが商品単価の問題で頓挫、その代替案として出されたものだったらしい。
小出はこの事について「それぞれを単独の作品として作らなければいけないというハードルが生まれ、かえって好都合だった」と触れている。
しかし、実際2枚合わせた総内容は全十六曲、演奏時間としては78分59秒にも及び、通して聴く場合聴き手にはかなりの負担がかかる。
更に違うケースからCDを入れ替える、という手間を経るとその負担が倍に感じられるw
また、2枚それぞれに出来の微妙な曲があり、
本スレでも何度か言われているようにどうにかして1枚に纏めてしまった方が良かったかもしれない。
しかしそれで4thとして出すには正直内容が実験的過ぎて…やはりこの形がベストなのだろうか。
内容としてはまあまあだが発売形態のせいでイマイチ人に勧めづらい作品。

(★:1点,☆:0.5点の計5点満点。)

28th.277-278,280 : 名無しのエリー2016.11.25.

1.「それって、for 誰?」part.1★★★★☆

初っぱなからカッコいいわ。ギターのカッティングがとにかく光ってる。
現代のSNS社会を皮肉ったような歌詞が爽快。

2.こぼさないでShadow★★★

ギターの小出とベースの関根のツインボーカル。イントロのギターリフが印象的。Bメロ高いのによく小出こんな声出せるな。
ただサビの「こぼさないで、シャッシャドウ」って歌い方してるのがちょっとダサい。そこも味か?

3.美しいのさ★★☆

ベース関根のソロボーカル。
メロディはタイトルの通りなかなか良いが、如何せん地味。

4.曖してる★★★★

このアルバムの中では一番ファンキー。
ギターは相変わらずカッティングしまくり、ドラムも粘っこい音を出し、ベースに至ってはスラップまでしてる。
サビの「曖してるのさ、曖してるのさ」という連呼が印象に残る。

5.文化祭の夜★★★★

イントロのギターリフとベースが粘っこくていいね。
Bメロで盛り上げてサビでファンキーな展開に持っていくのは素晴らしい。フェイクも決まってる。

6.レインメーカー★★★☆

打って変わって落ち着いた曲調。こんなんも出来るのか。アコギがいい味だしてる。
だがサビのメロが若干頭に残らないのが惜しい。

7.どうしよう★★★

ゆったりとしたテンポで進む曲。最後コーラスが残ってフェイドアウトしていくのが印象的。
「青春が終わって知った 青春は終わらないってこと」という歌詞はなんかグッと来た。
ただ5分半はちょっと長い。淡々としてるので変化がないように思えてしまう。

8.カシカ★★★★

イントロのギターリフから流れ出るように疾走していくナンバー。
前の「ラブ&ポップ」とかに入ってても違和感なし。むしろRADとかBUMPがやっても違和感なし。爽快。

9.ホーリーロンリーマウンテン★★

Tr.2以来のツインボーカルという点以外は印象に残ってない…

10.HUMAN★★★★

イントロの迫ってくるような勢いとサビの同じ音で押す展開がなかなか良い。
ただ歌詞が「~な人や、~な人」なのがずっと続くのが少し残念だった。
でもいい曲よ。

11.不思議な夜★★★☆

イントロのギターリフが印象的。こればっか言ってるけどほんとにそうなの。
本当に夜の街中を散歩してるような展開がナイス。
ただサビの後ろで出てくるタンバリンがズレてる気がする。
なんせ雰囲気がTr.1と似てるので既聴感があるのが残念。

12.「それって、for 誰?」part.2★★★☆

part.1よりも攻めて皮肉ってるのかと思いきや案外落ち着いた雰囲気だった。
1では社会に向けてのメッセージだったのが、自分に向けてのメッセージに変わった感じ。
サビのメロと歌詞が噛み合ってないが、それでもドラムが入ってきたからのロカビリー的な展開はいい。ギターソロも決まってる。
最後はレコードのようなぶつ切りの音で終了。

総評.★★★★

現在のベボベでの一番新しいアルバム。
はっきり言って俺はベボベを「あー、あの青春ソングの人?」みたいな感じで思ってたので聴いて驚いた。
ギターはカッティングしまくり、ソロは粘っこく、ベースはうねってドラムは割と芯のある音を出す。
前に比べリズム隊が成長したとは聴いたがまさかここまでとは思わなかった。
このバンドサウンドが素晴らしかっただけに、触れまいと思いながらもギター・ダンス担当の湯浅将平が脱退してしまったのは惜しかったと思う。
しかしこれからのスリーピースになったベボベがどういう変化をするかにも期待したい。
とりあえず次のアルバムは良くも悪くも彼等の分岐点、変化が出るのは確実なので密かに待っていたい。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)