* アーティスト名 : あまざらし

27th.510-512 : 名無しのエリー2015.01.22.

1.デスゲーム☆☆

アルバムの1曲目にしては重々しいイントロ。
かなり好き嫌いが別れると思われる曲で、人によっては拒絶反応を起こすだろう。
Cメロ~大サビへの開け方が鳥肌を誘う。

2.空っぽの空に潰される☆☆☆

ライブ定番曲。
「色々頑張ってるけど虚しい時はどうしたらいいかわからない誰か教えて」という歌。
ひどい切迫感があってそう安安と聴ける曲ではない。

3.古いSF映画☆☆☆☆

他の作品とは毛色が違い、想像の世界の詩。内容は星新一的。
サビのメロディがとても秀逸で、amazarashiにしか作れない。
しかし曲の展開は1、2と変わらず、やや単調か。

4.渋谷の果てに地平線

ポエトリー曲。
気取り過ぎててもはや痛々しく感じる詩と演奏。
サビ(?)は好きではあるが。

5.夜の歌☆☆☆☆☆

6分と少し長めだが全く気にならない。
1、2、3、4の暗いムードを浄化してくれる。名曲。この曲に救われた人もいるのではないか。
只、やはり曲の展開が単調。
2回サビをやって、Cメロでためて、また大きなサビ。

6.逃避行☆☆☆

なんとも形容し難いイントロが特徴。
ここでまた暗めな詩の曲で、とにかく逃げ続けている。この人はどんな人生を歩んできたんだと考えさせられる。
そして曲の構成はやはり同じ。

7.千年幸福論☆☆

表題曲で、恐らく震災の歌。
繰り返しいい放たれる「千年続く○○を」というサビがやたらとクドイ。

8.遺書☆☆☆

ポエトリー曲。
この曲のサビ(?)のメロディーは他の曲に流用してほしかったと思うくらいの美メロ。

9.悲しき思い出☆☆☆☆☆

秋田氏が自身の記憶を掘り起こして、それらを振り解くように歌う。
2とは異なるベクトルによる、説得力のある切迫感。名曲。

10.14歳☆☆☆☆☆

千原ジュニア氏の自伝「14歳」をテーマにした曲。ライブでは一度たりとも演奏されていない(らしい)。
過去のアルバムでも出てきた「才能不在」というワードはまた出てくるので覚えておこう。

11.冬が来る前に☆☆☆

ポエトリー曲。ガラスがぶつかり合う音(?)が心地よい。
詩は演奏と見事にマッチしていて、いい雰囲気が出ている。

12.未来づくり☆☆☆☆☆

このアルバム全体を纏めるに十分なクオリティを誇る曲。amazarashiにしては珍しい、英語を取り入れた詩が特徴。
曲自体は過去のもので、「あまざらし」名義の時から存在していた。

総評.☆☆☆☆

詩が暗く、全体的に曲調も重苦しくとても人にオススメできるようなアルバムではない。
好きな人はドップリ浸れる。少しでも人生に疲れているなら聞いてみるといいと思う。

(☆5個が満点。)

27th.501-503 : 名無しのエリー2015.01.21.

1.ヒガシズム★★

韻を踏み倒して言いたいことをマシンガンのように繰り出すというamazarashiの新境地
あんまり好きじゃないかな・・・。

2.スターライト★★★★★

いい曲だなあ!アレンジもメロディも素晴らしい!空想の世界と現実が織り交ざったような歌詞もgood!!
ライブで踊りたくなるけど周りに迷惑がかかるのでグッと我慢。
※amazarashiのライブはジッとしていることが暗黙の了解なのです。

3.もう一度★★★★

三曲つづけてはやーい曲。
多感な時期の学生がきけば気分がドン底な状態でもガッと回復しそうな力強い曲。
「僕らいつも雨曝しで」って歌詞がアツイアツイ!

4.夜の一部始終★★★

amazarashiのアルバムには必ず入ってるポエトリー曲第一弾。
韻踏みまくりんぐ。

5.穴を掘っている★★★★★

さあ出ましたこのアルバムで一番の暗い曲。
歌詞に救いナシ、この曲単体なら冗談抜きで人を殺すかもしれない。

6.雨男★★★★★

うーん名曲。ニコニコの先行配信で聴いた時から好きだったよ。
「穴を掘っている」の次にこの曲を持ってきてくれてホントよかった。救われた。

7.後期衝動★★★★

おっとどうしたどうしたとビックリするポエトリー曲。
焦燥感がとんでもない。息苦しくなるわ。好きだわ。

8.ヨクト★★

何度聴いても引っ掛からない曲・・・。
ライブで聴いたら変わるかな?

9.街の灯を結ぶ★★

歌とポエトリーの狭間(?)みたいな曲調(語彙が乏しくてすみません)
これも印象薄いなー・・・嫌いじゃないけど。

10.生活感★★★★★

三曲目のポエトリー。滅茶苦茶好きです。
amazarashiの曲のアレンジは大体がやかましいからこういう静かな曲がくると凄く落ち着きますわ・・・。

11.ひろ

秋田氏の超超個人的な曲。
感動的なあざといアレンジが好きじゃない。

12.それはまた別のお話★★★★★

珍しくとっても抽象的な歌詞!
こういう引き出しもあったんだ!いいじゃん!

総評.★★★★

前アルバム「あんたへ」の路線があまり好みじゃなかったからどうかと思ったけど全然杞憂だった!いいアルバムじゃん!
最近人気アニメのタイアップをもらって勢いがついてきたし、どんどんステップアップだamazarashi!

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

28th.124,126,131-133 : 名無しのエリー2016.05.15.

1.タクシードライバー★★★

雑踏と綺麗なピアノの音で幕開け。そこにドラムがフェードインしそのまま曲が始まる…。
と思ったら秋田氏の攻撃的な語りで流れる。と言ってもかなりメロディアスな語りである。
サビとか普通に歌ってるし。盛りあがりに欠ける上にかなり長いためあまり聞いてない。掴みとしても微妙だし。

2.多数決★★★★

全て多数派が話を決め、少数派が淘汰される世界への不満を吐き散らす今作のリードトラック。
曲はAメロ、Bメロ、サビとそれぞれに聞きどころを作っており、フックが効いてて聞き飽きない。
渋いギターと感想で一気に派手にビートを刻み出すドラム、エッジの効いたベースなど一つの音に絞っても特徴はこんなにある。

3.季節は次々死んで行く★★★★☆

アニメ「東京喰種√A」ED。
前曲はそれぞれのパートに聞き場を作っていたいたが、これはサビで爆発することによりメリハリをつけている感じ。
壮大でダークなこの曲はアニメの世界観に良くあっていたと思う。
Cメロは意外と爽やかに仕上がっているが、サビやCメロにメリハリをつけすぎてツギハギ気味になることもなく、一つの曲として完成されている。
「季節は次々生き返る」という〆方も絶妙。
でもこれの3Dプリンターで切り出された肉をひたすらがっつくMVはどうにかならんかったのかなあ。

4.分岐★☆

今は未来の「あの時」かもしれない、今のさりげない決断が未来を大きく左右するかもしれないということを語った1分38秒の短いポエトリー曲。
まあつなぎにいれたんだろうしはっきりそんなに面白い曲ではないが、
秋田さんの声が若干水曜日のカンパネラっぽくてなんか笑えたので➕☆

5.百年経ったら★★★☆

淡々としたピアノから始まり、その後も淡々と続く一曲。
サビの「百年経ったら起こして」あたりのメロがいいと思った。レビュアーの貧弱な語彙と音楽知識では何とも言えない。
でもそこ以外のメロディーは微妙っていうか古臭くて悪い意味でアニソンっぽい。
「故郷は雪が積もるから嫌い。でもあの娘が育ったあそこは好き」って歌詞があるが、可愛いなおいwww
そしてこの曲の後半からこのアルバムのコンセプトが見え始める。

6.ライフイズビューティフル★★★★☆

清らかなオルゴール?とメトロノーム、そして荘厳なピアノが響く。夜明け前の雰囲気。
歌詞は秋田さんの半生とこれまでのミュージシャン人生を振り返る内容。
これはサビで思い切り盛り上がるタイプ。でも淡々としたAメロも捨てがたい。
歌詞はここにきて妙に明るい。amazarashiの数少ない応援歌かも。
「俺たちの夜明けはもうすぐそこだ。」とか。そして最後のサビで本当に夜が開ける。
秋田さんの歌詞って妙に現実的で生々しいのもあるけど
「お前」ではなくて「俺たち」とリスナーにさりげなく擦り寄ってくるから嘘くささや押し付けがましさがないんだろうなと思う。
明るいからか「アルバムから浮いている」という人がいるが、この曲はかなり重要な曲だと思う。
こういう明るい曲をいれてくるから、他の重い曲ははより一層重みをますし、この曲が一層輝くのだだと思う。
かしに「わい」などと津軽弁?が使われてるのも地味にポイント。

7.吐きそうだ★★★★

珍しくラップ調に韻を踏んだ、リズミカルなナンバー。
秋田さんが内称的に自分を歌っているのは実はこのアルバムでは珍しいかも。。
歌詞は誰かに話してるように感じるが、ひょっとして秋田さんは自分自身に自分を言い聞かせているのかもしれない。
というより、間奏から入る妙に軽いクラップ、耳障りだから外して欲しかったな。

8.しらふ★★☆

再びポエトリー曲。これでもかというほど否定の言葉を並びたて耳が痛い。
おそらくこれは次曲「スピードと摩擦」のために用意された、長い苦痛から解放させてカタルシスを引き出すための滑走路のようなもの。
歌詞カードの、例のてるてる坊主とそれを抱える秋田さん?の表情が何とも言えない。

9.スピードと摩擦★★★★★

アニメ「乱歩奇譚」OP。イントロの打ち込み連打からテンションが上がる。
リズミカルに進展するが、しっかりと溜め場などを用意できている。
これは「一曲すべてがつながっている」タイプ。この曲から何処かだかを切り出して聞くことはできない。
全ての箇所が一体となってどれか抜けると成立しないからである。
3分31秒とポエトリー曲を除けば最も短くコンパクトなのも嬉しい。
ただ、この穴だらけのトイレでダンスするMVはどう贔屓目にみてもひどい。
タイアップさきのアニメも「江戸川乱歩」を名乗るのがおこがましいレベルだった気がする…。

10.エンディングテーマ★★★★☆

このアルバムも終わりが見えてきた。
ベタベタなJ-POPのメロディーが使われているが、それが逆にいい。まあBメロとか十分オリジナリティあるけど。
歌を聞いて煽り抜きに涙が滲んだのはいつぶりだろう。
まず「人生という映画の最後にお世話になった人たちの名前がエンドロールで流れる」という発想だけで勝ったようなもん。
メロディも壮大になりすぎず、ちょっとこじんまりしているぐらいで、この曲の優しさを増している。
その分最後の「やっぱりありがとう」とかいうベタベタすぎる〆は残念だった。それが無ければ星五つ。

11.花は誰かの死体に咲く★★★☆

前曲から一転、いきなり不穏なピアノとシーソーやブランコが軋むような不思議な音から始まるとても暗いナンバー。
歌詞もこれまでトップクラスに難解で、よくわからないが、「これまでの誰か犠牲があるから僕らがいる」と言った所だろうか。
正直そんなにいい曲とは思えないがコンセプト的に次の曲ともつながるしこれで正解なのだろう。

12.収束

〆にもポエトリー曲。妙に明るいサビが不安を煽る。前曲のあと何もかも壊れはて、荒廃した世界だ。
いや荒廃したとは人の言い分だ。ここに人類はもういないのだから。

総評.★★★★

2人組ロックバンド、amazarashiのセカンドアルバム。
amazarashiを知ったのははずかしながら「東京喰種√A」のEDを知った時である。
このバンドを本格的に聞くまで(EDを聴くまで名前は知っていた。)Syrup16gのようなバンドだと勝手に認識していたが、
聴いてみればかなり違う所と、Syrupを受け継いでるようだなーという所と半々だった。
まずsyrupは基本的にシンプルは3ピース構成だが、amazarashiはピアノにストリングスにとかなり豪華である。
(ストリングスは打ち込みくさいけど)
そしてamazarashiはかなりポップなメロディというか、綺麗なメロディにたけている。
こんなに美しいメロディにこんなに毒々しい歌詞をよく載せられるなと想う。
悪いところをあげると、秋田さんの歌詞とメロディセンスは一流だが、
編曲センスはひどい(本人がやってるわけじゃないんだろうけど)そこらへんのJ-POPと何ら変わらない。
似ている所は歌詞はもっとファンタジーな世界をイメージしていたが、歌詞はSyrup同様妙に現実的で生々しい。
だからこそそれだけ歌詞に魅入られるひとが両者多いのだろう。
ずっとSyrup16gと比べ続けてきたが、本人らにしかできないことはもちろんたくさんあるので今後に期待しているバンドの一つ。

(★:2点,☆:1点の計10点満点。)